【感想・ネタバレ】ヘレン・ヴァードンの告白のレビュー

あらすじ

リチャード・オースティン・フリーマンの『ヘレン・ヴァードンの告白』は、20世紀初めに多数登場したシャーロック・ホームズのライバルたちの中でも最も人気を博した名探偵ソーンダイク博士が登場する長編作品です。若く美しいヘレン・ヴァードンは、ある日、父親の書斎のドア越しに、父とルイス・オトウェイとの激しい口論を耳にします。それは、後に彼女の運命を大きく変えることになる事件へと発展していきます。そんな中、オトウェイが死亡してしまうのです、それも自殺とも他殺とも断定できない状況で。あらゆる状況はヘレンに不利に働いていきます。真相を究明すべく、法医学者ソーンダイク博士の科学的捜査のメスが入ります。オトウェイ死亡の真相が究明されていく物語終盤の検視官とソーンダイク博士との激しい質疑応答は、科学的捜査の実証を重んじるフリーマンの面目躍如。本格ミステリの醍醐味を堪能できる傑作、ついに初邦訳。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

父親を救うために宝石鑑定人ルイス・オトウェイと結婚したヘレン・ヴァードン。挙式後、ルイスと言い争いになった父は心臓の発作で死亡する。しかし、死体の傍らには父の杖を持ち佇むルイスが…。ルイスとは別居し1人で暮らすヘレン。やがてルイスには脅迫状が送らるようになり、ある夜ルイスは首を括る。

ヘレンの父親の死からルイスの死までがなかなか長い…。あまりこの感じは好みでは無いけど、ヘレンの生活やソーンダイク博士の話などで割と飽きずに読める。

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2025年10月15日

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