リチャードオースティン・フリーマンの作品一覧
「リチャードオースティン・フリーマン」の「歌う白骨」「ソーンダイク博士短篇全集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「リチャードオースティン・フリーマン」の「歌う白骨」「ソーンダイク博士短篇全集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ホームズ時代のホームズ4大ライバルの一人。
ソーンダイク博士の特徴は、科学分析を駆使した超人探偵。
事件現場に何らかの「物」が落ちていれば、それを顕微鏡で分析し、そこから推理を組み立て、犯人に辿り着く。
現実的な超人度で言えば、ホームズを超えてるだろ、と思うレベルの探偵で、埃一個あれば推理を交えて犯人に辿り着く。
しかし読者には予測不可能であり、「すげえ!」とは思うものの、解く楽しみというものはない。
短編全集第一巻は、その手法に「え!すご!」となり、しかし読者が解くことはできないから「へ~」というパターン化してくるところ、続く短編集『歌う骨』でいきなり倒叙化し、そのストーリーや同じ倒叙
Posted by ブクログ
表題作『パズル・ロック』は暗号ものであり、それよりもスリラー展開であるということの方が面白い。
前半部、この時代特有の「幽霊系」の事件が起こるが、その解法として他作家の「幽霊系」よりも納得できるし面白い、幽霊系事件の先駆、金字塔だな、と思った。
現代感覚では「幽霊系」というテーマになった段階で「そんなわけないやろ」が前提に来て辟易してしまう感があるが、「どうしてそうなったか」が科学的で面白い、というのは後の時代の作品に与えた影響が大きかったのではないかと思う。
他にも、「ザ・古典」というか「その後のトリックの元祖はこれなんじゃないか」と思える作品があり、そういう意味で楽しめた。