【感想・ネタバレ】ブレイクダウンのレビュー

あらすじ

若き小隊長と怪物級無敵男の最強バディが駆け抜ける、
壮絶アクション×驚愕の国際謀略エンターテインメント!

舞台は2001年、日本最東端の小さな港町・枝室。
想像を絶する巨大な陰謀と最悪な戦争が待っていた──。

「戦争と国家が、このモンスターを生み、育てたのだ。」

杉江松恋氏、驚嘆!
「犯罪小説の読み手として至福の読書体験だった。
駆りたてられるように読み、物語が示す世界の破滅がいかに身近かを思い、しばし茫然とした。」

交通事故で兄を亡くした陸上自衛官の市瀬の官舎に、異相の大男・佐川が訪ねてくる。「あんたの兄弟は事故死じゃない。殺しだ」。不可解な死の謎を追う二人に次々と危険が迫り来る。元自衛官の芥川賞作家が放つ、大砲級のエンタメ超大作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

少しずつ純文学から移行してきたが、前作、今作で明確に冒険小説の作家宣言をされたようだ。
もちろん冒険小説は大好きで原りょう、シミタツ、ディック•フランシスなどを今でも読んでいるのだが、砂川文次のいじけた主人公の内面描写が好きな者からすると筋立てを追うがためにその部分があっさりと通り過ぎてしまって物足りない思いがする。また、私が嫌いなスーパーマンが登場してくるのも気に入らない。不死身なヒーローが登場すると主人公のイジイジした描写ができなくなるじゃないか…
しかし芥川賞受賞作「ブラックボックス」で惚れこんだ砂川推しの私からは⭐️4を付けざるを得ない。

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2025年09月20日

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