あらすじ
19世紀に活躍した女性ピアニスト・作曲家であるクララ・シューマン。彼女の人生を、夫であるロベルト・シューマンや、親交の深かったブラームス、ショパン、リストなどの音楽家たちとのエピソードとともに紹介するコミック伝記です。女性が音楽家として自立することがめずらしかった時代に、ドイツを代表するピアニストとして、そして母親として懸命に生きたクララの人生を知ることができる一冊です。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
り。1589
8y6m
---
第2のモーツァルトに、っていう流れの中に出た本物の天才。というか世界初めての女性のピアニスト。天才で少女の頃から活躍したけど、5歳から始め、1日の練習は2-3時間(何事もやりすぎは良くないから)という気遣いのある父に教育された。宮廷にみとめられたり、リストやショパンと刺激しあって作曲したり、本当にすごい。結婚するまでは、子どもを産むまでは。
8人の子どもを生み、子どもが1-3歳の時とかから演奏旅行へ行き、音楽家として活動し続けた(えらい!!)でも夫(シューマン、作曲家)が早死にし、8人の子どもを抱えて投げ出されたのが30代。男子は寄宿舎のある学校、女子はばぁばに預けて、自身は毎年半年間は演奏旅行(11-4月)、5月になったらここの家に集合ね!ということで50歳まで働き続けた。
50歳で音楽学校の教師になり、72歳で体の不調から引退するまでそうした。73歳で亡くなった。
女でありながら演奏家であること。それを守るためにどれだけの苦労と努力をしただろうか。
ドイツのマルク紙幣にも印刷されていたという程ドイツでは有名みたい。
ブラームスは夫の弟子であり、夫の死後もずっと関わっていて、たぶん支えてくれていて、クララシューマンがなくなった翌年ブラームスもなくなっている。
ーーーー