【感想・ネタバレ】母が三人寄れば、かしましいのレビュー

あらすじ

実母の幼馴染みの女性に育てられたお佐奈は、江戸は深川清住町の船頭と夫婦(めおと)になった。そんな彼女の前に、亡くなったと聞かされていた実母が訪ねてきた。お佐奈を産んですぐ、上方へ男と駆け落ちしたのだと言う。身勝手な実母の帰郷に憤懣(ふんまん)やるかたないお佐奈だったが、なんと実母は、姑(しゅうとめ)のもとで働くことになり……。三人の母との間で起こる数々の難事を通じて、親子の在り方を描く感動の家族小説。文庫書き下ろし。

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Posted by ブクログ

タイトルの語呂は良くないですが、本編はいたって読みやすい時代小説です。

お佐奈(18歳)の夫周平は、ひとたび大川(隅田川)に猪牙舟を繰り出せば川岸の女達からキャーキャー騒がれるほどのイケメン船頭。いやいやそんな事ってあります?さすがにこれは盛りすぎだろうと思うのだが、中島要さんの本はところどころ実話や史実を交えてくるので侮れない。今回も永代橋の事件が取り上げられています。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

義母に育てられた佐奈に突然実母が現れる。
姑もいて、母三人がわいわいと。
子供を思う母親の気持ちは尊いが、すれ違ったりしてややこしい。
そんな三人に囲まれて佐奈もやがて母となる。
母となって分かる母親の気持ちもある。
女四人で姦しきかな。

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2025年11月07日

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