【感想・ネタバレ】米と小麦の戦後史 ――日本の食はなぜ変わったのかのレビュー

あらすじ

日本人の食生活に不可欠な小麦。しかし国民全体に普及したのは戦後のことである。その背景には、第二次大戦と朝鮮戦争を経て膨大な余剰小麦を抱えるようになったアメリカと、戦後復興の中で安価な食糧と開発資金を必要としていた日本の思惑の一致があった。われわれは輸入小麦にいかに依存するようになり、その陰で米はどう扱われてきたのか。NHKディレクターが関係者の証言や資料から戦後食糧史の空白に迫った貴重な記録。文庫化にあたり、トウモロコシなど飼料穀物の対日市場開拓を追った補論「それは小麦だけではなかった」を収録。食料安全保障を考えるうえで必読の一冊。 解説 鈴木宣弘

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Posted by ブクログ

1979年に出版されたものに加筆して、文庫版として発行されたそう。

戦後から昭和30年代にかけて、アメリカが日本に対して小麦の輸入拡大をどのようにして実施したかを取材したものが原作。
当時としてはかなり貴重な資料だったよう。

食糧危機がリアリティを持つようになった今読むと、小麦以外の食糧にも触れた加筆部分も含めて、学びが多いように思った。

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2025年06月28日

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