あらすじ
「読まなくてはいけない本が多すぎて大変だ」
「いったい何をどう読めばいいのだろう」
本書はそんな「悩み」を抱える人たちに、情報源をあえて新書に絞る「逆張りインプット術」を提案し、新書を道具として活用する「新書ザッピング術」を指南する本です。
著者は、ベストセラーとなった『情報は1冊のノートにまとめなさい』を書き、新書オタクでもある奥野宣之氏。「情報の選択眼を養い、価値ある情報をインプットするには、新書を活用するのが一番」と説きます。
その方法をひと言で説明すると、「新書を3冊同時にまとめて購入し、会社帰りに喫茶店で3時間ほどかけて拾い読みし、メモをつくる」、たったこれだけです。
情報洪水の時代を生き抜くための道具として、本書をご活用ください。
【奥野式「新書ザッピング術」のすすめ】
ルール 1:自分を観察して、紙に課題を書き出す
ルール 2:課題を解決するための新書リストをつくる
ルール 3:3冊まとめて同時に買う
ルール 4:1冊目は「ロングセラーかベストセラー」
ルール 5:2冊目は「最近の本」
ルール 6:3冊目は「一番やさしい本」
ルール 7:カブリを避ける
ルール 8:喫茶店で3冊読みきる
ルール 9:目次から著者のメッセージを読み取る
ルール10:「はじめに」を精読する
ルール11:読む箇所の優先順位をつけ、拾い読みする
ルール12:気になった部分をチェックする
ルール13:3冊の違いに着目する
ルール14:「ザッピングメモ」をつくる
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新書を読むのが好きなる
1つのテーマで、3つの異なる新書
①ベストorロングセラー
②最近の本
③簡単な本
から解答を引き出す
著者と目次をしっかり把握する
まえがきを読み込む
本文は選んで読む
1冊から上位10カ所
3冊から上位10カ所
ザッピングメモ
4枚 3冊のメモ+自分の考え
新書ノート
3冊の比較表を1枚の紙にまとめる
本を読んで、知的生産活動につなげる方法が見つかった。
奥野の本は私と仕事術がとても似ている。
Posted by ブクログ
テーマを決めて複数の本を並行して読む(そしてテーマの概要を自分の身につける)という方法は、ぜひとも取り入れていきたい。気になるテーマを入手するところはどうするか?普通に考えれば新聞やニュースなど、それと日常の体験と自己観察。
・ロングセラーかベストセラー →自分の蔵書も選択肢に
・最近の本
・一番やさしい本
→入りとしてはこれで良い。さらに深堀したいときは他のものも選択肢に
テーマに関する「新書ノート」3冊をまとめて自分の中で熟成させる。これを手帳などに入れて何度も読み返しておくと良いのではないか。
新書以外でも古本屋・電子書籍など同様のメリットを持つものもある。自分の場合は過去の蔵書を掘り起こすのも同様(残念ながら自分の身についているものばかりではないから)
内容的にそこまでの深さはないが、テーマ学習の方法について気付きと具体的なノウハウを得られたので☆5
Posted by ブクログ
●「新書」ならではの具体的活用法を紹介した本。「新書ザッピング術」など、非常にわかりやすく書かれてあり、すぐにでも始めたくなる。あらためて「新書」が、さまざまなジャンルを広く浅く知るための「最高のオリエンテーションツール」であることを認識できた。
Posted by ブクログ
三冊読んでオーケーという本。同じテーマをね。三砂ゼミでも毎週新書を読むのが宿題だったし、いいのかもなー。毎週一冊、復活させようかなー。
223
Posted by ブクログ
4,5年前に一回読んだ。再読。
著者の方法を真似て、自分が日ごろ改善したいと思っているテーマについての新書を買い込んで、喫茶店に行ってさばいて、翌日からの実際の仕事・生活を改善してやろうじゃないかという気にさせてくれる本。以下やり方。
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自分が日ごろ気になっているテーマについての新書を三冊まとめて買って、喫茶店などで一気に読む。そのさい最初から読むのではなく、拾い読みをする。だらだら読まず2~3時間でさばくこと。「必要な箇所を探す」イメージ。1冊につき10個くらい重要箇所抜き出す。次は三冊のなかで、10個くらい抜き出す。ルーズリーフ4枚用意して3枚にはそれぞれ抜き出した10個書いて、4枚目には自分の意見。このあと1、2ヶ月の醸成期間をおいて、再度独自の研究結果をまとめるともっと練られたアイディアや新コンセプトなどが生まれる。
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早速、次の休みにやってみようかしら。
Posted by ブクログ
自分の身の回りの問題点を解決する方法が3冊の新書を同時に読むことで解決されるということが書かれていた。どうやって3冊の本を見つけていくか、どう読むかも詳しく書かれていた。
これから問題解決に新書を使えそうでとても役に立った。
Posted by ブクログ
新書と文庫は、通勤電車や旅行の際にも手軽に読むことができる。
「だから新書を読みなさい」が、最初から新書ででていれば、説得力があったと思う。
新書の中には、単行本で出て、よかったものが、新書になるものもある。
この本も、うまくいって新書になったら、購入してもよいかもしれない。
その際には、印刷、出版など、新書にまつわる新書や、科学関係の新書についても付録でつけてもらえると嬉しいかもしれない。
Posted by ブクログ
○「そんな日頃から調べたいことなんかない」と思うかもしれないが、それは違う。こういう本を買っておいておくから、調べたいことが出てくるようになるのだ。(170p)
★著者は能動的な読書、みんなと違う読書を勧めている。たまたま新書が最適だというだけだ。手法が具体的に示されていて取り入れやすい。
Posted by ブクログ
今まで触れてこなかった、新書を読む第一歩として。
なるほど、読み方を実践すれば色々な知識を得ることができて楽しそう。
ぜひ実践したい一冊です。
Posted by ブクログ
「新書ザッピング術」の指南書。
実際にこの手法でやるかどうかはともかく、3冊の新書をつかって、立体的に「入門する」という手法は有効だと思う。
読書メモ(ザッピングメモ)の書き方も具体的でした。
この著者の本は、どれも具体的で、面白く読めます。
岩波ジュニア新書は気にしておく。
Posted by ブクログ
どこがってうまく言えないのだけど、表紙がちょっとあざといような印象。2009年発売の本で、スマホ普及の前の時代。想定している読者像が現在生きている我々とはちょっと離れているように感じる。新書をまとめて三冊読むメリットには頷けることも多く、新書狙いでいろいろなジャンルの本を読むのはけっこう「アリ」かもしれない。他の人にはできない自分独自の(ユニークな)アウトプットができるかどうかは『ノマドと社畜』にも書かれていた。
Posted by ブクログ
新書を活用した効果的な情報収集の方法が書かれています。本書の中で新書1冊読むのに標準で3時間かかると書いてありますが、恥ずかしながら私その倍はかかります。なので本書で披露されている3冊の新書を同時に読んで素早く情報収集するというのは私にはとても出来そうにありません。ただ新書の持つ可能性・有効性を再認識させてくれ、私にも出来そうな効果的な新書の選び方・読み方を教示してくれた点で、良い本だったと思います。ただ、新書の効果的な使い方を説くなら、新書で出した方が良かった気が・・・・。
Posted by ブクログ
「情報は1冊のノートにまとめなさい。」「読書は1冊のノートにまとめなさい。」を代表作に持つ著者。
タイトルにある「新書」をさまざまな物事を広く浅く知るための「最高のオリエンテーションツール」として位置付けている。
新書の活用方法として新書を三冊同時にまとめて購入し、会社帰りに喫茶店で三時間ほどかけて拾い読みし、メモを作るとある。
その活用方法の説明及び即実践できるように「新書の探し方・選び方から買い方・使い方に至るまでの新書を十二分に活用するための小技」の説明も行っている。
巻末には実際に著者が行った上記の三冊をまとめて読み作成したメモの説明があり、その中でも数冊今まで自分が読んできた本があり、その本から感じたこと等から著者の考え方等に触れることが出来たのは違った感覚を味わうことができた。
大学卒業後に専門誌記者を経験されたこともあり非常に文も完結しておりわかりやすい表現となっている。
現在は新書より単行本の方が読書する割合は多いものの新書への興味が湧いてきた。
三冊の同時読みにもチャレンジしてみたい。
Posted by ブクログ
【序章】ビジネスパーソンのための新書活用法
・ 情報過多の時代、情報源をあえて絞る
・ テレビ・ベストセラー・ネットはチェックしている人数が多い → 新書で情報の《逆張り》を
・ 同テーマの新書3冊を同時読みすることで、テーマの概要を知る
◎ 「ごく少数のベストセラーを除けば、書籍というのは全然『マス』なメディアではない。だから普通に書店売りの本をチェックして読んでいくことが、十分インプットの逆張りになるのだ」(p35)
(例:1万部売れた本でも、全国民の0.0077%しか読まれていない。読売新聞は7.7%、視聴率15〜20%のテレビは2000万人ほどが見ている計算になる)
● 週刊東洋経済の調査によれば(1000人アンケート)、1年で100冊以上本を読む人は4%弱、1年の平均読書量は18冊ぐらいとのこと。本自体、大して読まれてない。ただ読むだけで、読まない人とは歴然とした差がついてくるのでは。
【第1章】だから、新書を読みなさい
・ なぜ、新書なのか → 低コスト/広く浅く知れる/多テーマ/ロングセラーが多い/信憑性が高い……
【第2章】奥野式「新書ザッピング術」のすすめ
《新書ザッピング》の具体的方法
① 自分の興味・関心・テーマを決める
② 上記に関連する新書3冊を選ぶ
1冊目:ロングセラー・ベストセラー
2冊目:最近の本
3冊目:一番やさしい本、変化球の本
③ 目次・前書きを読み、著者の最も伝えたいことを汲み取る
④ 目次をもとに読む箇所の優先順位をつけ、拾い読みをする。この際。気になった部分を、ページの角を折るなどしてチェック
⑤ ④でつけたチェックの中から本の重要箇所を絞り、再度チェック(10箇所程度×3冊分)
⑥ 3冊それぞれのチェックを総合し、その中から全体の重要箇所を選ぶ(10箇所程度)
⑦ 箇条書きで引用して転記、同時に思ったことを記録しておく
◎ テーマは「タバコをやめたい」「話し上手になりたい」「財務諸表が読めるようになりたい」「休日に没頭できる趣味が欲しい」ということでOK(p84-85)
◎ 3冊は3時間程度で一気に読む(p109-110)
◎ 3冊の主張で共通すること、異なることを意識(p124)
● 速読の手法は『READING HACK!』で紹介されたものに類似
【第3章】新書を制覇する17の技
新書を探すための具体的テクニックを紹介
◎ 「(新書の)詳細検索は、本や資料を探すとき以外にも使える。思いついたアイデアが新しいものかどうかを判断する場合などだ。たとえば、鉄道マニア向けの新書は出ているけれどバスマニア向けの新書はあるか、カレーの本はあるがハヤシライスの本はあるか、ケータイ小説の書き方の本はすでにあるのか、といった具合だ」(p139)
Posted by ブクログ
新書に絞る考え方には理解できる点もあった。
選んで読んだ3冊について要旨や論点などをまとめるザッピングメモや、読んだ動機や課題、自分なりのまとめを記録する思考ノートの手法は参考になった。
3冊の選び方
・ロングセラーかベストセラー
・最近の本
・いちばんやさしい本:入門書、図や写真が多い、おもしろく読みやすい本
読書後のまとめ
・3冊の読書から学んだことをまとめる(ザッピングメモ)
書誌情報
著者の属性:肩書き、専門分野、○○で有名
メッセージ:著者が読者に言いたいこと、本を書いた目的
納得したこと:自分が印象に残ったこと
疑問点
論点:3冊を横断した論点が見つかるとベスト
・思考ノートの作成
動機:何のために読んだか
課題:読書するための問題意識
引用:自分の意見を付加する
まとめ:自分なりにまとめることで、表現する習慣をつける
Posted by ブクログ
この本、装丁は軽いが中身は軽くはない。三冊いっぺんに読み、書評をつける新書ザッピング術。なるほど、実際やってみるとなかなかいい具合に思考が整理される。
でも、なかなか継続が難しいねぇ。この人の方法、果たして何人が真似できるのか疑問符はつく。
この本読んでから新書を買うときはまとめて三冊買うようになったのは事実(笑)
でも、新書を読めと勧めるなら新書で出さんかい?
Posted by ブクログ
・情報は少ない方が良い
・新書3冊を並行して読むザッピング方法
これまで新書に注目していなかったが、本屋で新書コーナーに立ち寄ってみる気になった。
Posted by ブクログ
著者は情報を新書から得ることを勧めている。例えば佐藤優氏や池上彰氏のように、何紙もの新聞に目を通したり、書籍を大量に読むことは情報収集の一つだと言える。しかし、一線で活躍する作家やジャーナリストではないビジネスパーソンには、情報収集にコストも時間もかけられないのが現実だ。
そこで著者はテーマに関する新書を3冊読み、ざっくりと大まかに知識を得て、さらにそこから自分の考えを導き出すことが重要だと述べている。
本書には、なぜ新書が良いのか、なぜネット検索ではダメなのか、新書の選び方や読み方はどうすればよいのかなど、新書から効率よく情報を得るためのヒントが多く書かれており、参考になる部分も多い。
情報収集、情報活用に興味があり、著者独特の言い回しに抵抗がなければおすすめ。
Posted by ブクログ
読みたい本を自分で選ぶ。そのために入口をわざと狭くする。情報源を絞る。新書に限る。
新書ザッピング。同じテーマで3冊。ベストセラー、軽いもの、最近のもの。
3ヶ月、3冊×10テーマ、30冊の新書を読む。
セブンアンドアイのマイページ。新書で検索。
本屋でざっと見る。
岩波ジュニア文庫を大人買いする。
日経文庫は教科書的=エンターテイメント性はない。
喫茶店で三冊読み切る。
はじめに、を読む。拾い読み。
著者のメッセージを10か所ほど。
新書マップ
新書ファン
NBO新書レビュー
ロングセラーは発行年で絞る。3年以上たつロングセラーなら間違いない。
プライベートライティング(書きながら考えるとうまくいく)
レファレンス用新書
カレンダー世界史、
カレンダー日本史、
年表で読む情報百科
データブック世界各国地理
科学史年表
20世紀理科年表
VOAスペシャル(英語を母語としない人に向けた英語ニュース)
生物と無生物のあいだ
お金を使わない英語学習法
困ったときの情報整理
Posted by ブクログ
入門から初級クラスの知識を、広く浅く得るための手段として著者が薦める読書法。「(同じテーマの)新書を3冊同時にまとめて購入し~3時間ほどかけて拾い読みし、メモをつくる。たったこれだけ(・・・まえがきより)」の方法。
調べたい事をインターネットで検索しコピペする方法は自分の頭で考えなくても済む。しかし情報は誰にとってもほぼ同じものになってしまう。
(3冊の選び方)
1冊目はロングセラーかベストセラー
2冊目は最近の本
3冊目は一番優しい本
*なるべくカブラないように選定する。
(新書のメリット)
多テーマだから何でもある
ロングセラーが多いから新旧比較できる
低コスト
Posted by ブクログ
ネットは情報を「選ばされる」メディアの典型とする点には納得。「情報の取得」という観点は同じでも、受動的か能動的かはインプットには大きな違いとなるので、これからも読書の優位性、必要性は崩れそうにないと再認識。
その中でも、新書は「常に現代社会からトピックを拾って増補し続ける、大きな辞典のようになった」と著者が言うように、カテゴリーの広さが大きな特徴なので、その量と対峙するためには
◯「読まなくてはいけない本」など読まなくてもいい。それよりも、本当に読みたい本を読む
◯「本を読む」というより「必要な箇所を探す」イメージを持つ
というポイントは、大事な気がしました。
Posted by ブクログ
既読の『新書3冊でできる「自分の考え」のつくり方』はこの本に大幅に加筆修正したもの。両方読むと著者のシステムが進化し続けている事が分かる。『新書3冊…』では物足りなかった3冊ザッピング例が多く価値有り。
Posted by ブクログ
苦手意識が強く、いつも本屋のその場所から逃げるようにしていた。そんな状況から打開できる方法はないかと思い読み始めた本だ。
同じテーマを様々な視点から観察し、そこから自らの考えをまとめ、広げていくということがこの本の要点ではないだろうか。
そのための書物として最適なものが「新書」であるということなのだろう。
作者のように喫茶店で3時間のカンヅメは実践できないが、目次を活用し、自分に必要な情報を短時間で集めるという方法は今後、取り入れていきたいと思う。
本としては同じことの繰り返しも多く、内容は薄いと感じてしまった。
ここで読んだ内容を参考にして自分の「新書ギライ」を克服していけたらいいと思っている。
Posted by ブクログ
webの検索結果やベストセラー本は「誰でも辿り着ける情報」でしかない。新書をザッピング的に拾い読むことで、よりいっそう深い知識を得ることができる、と述べる1冊。確かにこの読み方は有用そう。
Posted by ブクログ
新書はよく読みますが、再度その価値を教えてもらおうと読みました。ネットは情報を「選ばされる」メディアの典型とし、ベストセラーを読むのではあまりに受動的すぎるとした上で、新書の価値を伝えてくれています。
Posted by ブクログ
著者の主張は簡単に要約するとこうだ。
新書を読みなさい。なぜなら、携帯可能で広く浅く、短時間で安く読めるからである。
読み方としては、同じテーマについて扱っている本を3冊同時に読むということだ。選び方は、1冊目はロングセラーもしくはベストセラーの本、2冊目は最近でた本。3冊目は一番やさしい本読みやすそうな本である。
こうして、異なる視点と当該テーマの内容について健全なパースペクティブを得られるというわけだ。時間のないサラリーマンにはこうした読み方が最適であろうことは反論の余地はないだろう。
しかし、逆張りを主張するのなら、自分ならなおさら分厚い誰も読まなさそうな本を読むことで差別化を図ることにするだろう。
Posted by ブクログ
新書は、あまり読まなかったが、本著を読んでちょっと見方が、変わった。
■新書は三冊まとめて読め
•新/旧、硬/軟、理論/実践、
出版社別
■拾い読みをする
■読書メモの作成
まとめて読むというのは、やってみようかと思った。同一のジャンルと様々な角度から比較出来るので、知識の定着にも有効かと思う。
ただ、著者も新書を勧めているのであれば、本著も新書出して欲しかったですが…
恐らく、新書だと目立たないからかなぁ〜
Posted by ブクログ
新書は単行本に比べて安い、携帯性がよい、入門書が多い、幅広いトピック、執筆陣のハズレが少ないなどの利点がある。だから情報源として新書を活用すべきと提案し、道具として活用する新書ザッピング術を指南する本。
新書は今までも入門書的に好んで読んでいたが、同じテーマの本を3冊同時に読むことによって3人の思考回路を得て比較対照できる、というのはなるほどと思った。
選ぶ3冊は著者が同じ等のかぶりを避け、
1.ロングセラーかベストセラー
2.最近の本
3.やさしい本
読み方は、著者プロフィールの比較、目次を見て概観、「はじめに」をじっくり読む、本文の優先順位を考えて拾い読み、気づいた部分はマーキング、とかなり合理的というか技術的な読み方。
これを3冊1ページの表にまとめる、というのは思考の鍛錬になりそうだが、個人的にはそこまでは無理かも。
最後に付録として書かれていた著者の思考ノートもなかなか面白かった。
Posted by ブクログ
「新書がベスト」の後に読んでしまいましたが、こちらの方は主催の戦略的な読書に対し、「新書は‥」は天才の「すげーだろ」って感じの本ですね。読書への愛は両者とも伝わりましたが、未だ読書が生活の一部と化していない自分にとってはこちらの方が取っ付きやすく感じました。本について3冊選ぶ(ロングセラー、今の本、簡単な本)はなるほどと思いました。また、プライベートライティングについては思わす原書を買ってしまいました。(日本語訳は絶版)
Posted by ブクログ
『新書がベスト』に比べてインパクトに欠けるし、内容もありきたり。新書を薦める本なのに新書じゃないのも意味がわからん。目次は大事、著者データも大事。
参考になったのは、「三冊同時読み」のみ。「ベストセラー、最近のもの、優しそうなもの」の三冊を同時読みして比較しながら読む。読んだことを受け売りするよりアウトプットとしての価値がある。同時に買うことが大事で、買った日に喫茶店で読み切っちゃうのが良い。
という内容だった。テーマを決めて3冊読むというのは良い方法だと思うけど、3時間で3冊を読めるだけの速読術を持ってる人がどれだけいるのか…。それくらいの速さで読めるようになりたい。