あらすじ
1年で5ヵ国語を独学でマスターした現役東大生が伝授。
複数の外国語を“短期間”で“同時”に習得する極意とは!?
勉強の常識「順番にコツコツと」を覆す、誰でもできる方法論。
勉強のプロも大絶賛!!
語学以外にも通じる、0.5倍の時間で5倍の成果を生む「勉強の本質」が詰め込まれている。
――河野玄斗(河野塾代表)
「同時の方が簡単」とは、画期的なアイデアだ。語学の苦手意識が解消される一冊。
――西岡壱誠(日曜劇場『ドラゴン桜』『御上先生』監修)
国内独学で1年で5ヵ国語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語)を話せるようになり、そこからインドネシア語、イタリア語、オランダ語、韓国語も学んだ著者が編み出した、複数言語を同時に習得する技術を公開。塾や予備校に通わずに東大に現役合格した著者ならではの「誰でもできる独習法」がここに登場!!
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
この本を読んで、一気に言語学習のモチベーションが上がった。
筆者はただ「努力すればできる」と言うのではなく、複数の言語を同時に学ぶ“具体的な方法”と“考え方”を、実体験をもとにわかりやすく語ってくれる。
「順番にやるな、同時にやれ」というメッセージは一見無茶に聞こえるけれど、読んでいくうちに“脳の使い方を変える発想”なんだと納得できる。
特に「完璧を目指すより、毎日複数言語に触れることの方が大事」という部分には強く共感した。
正直、これを読む前は「複数の言語を同時に勉強するなんて無理だろう」と思っていた。
筆者が言っていることを実行したら、本当に外国語を話せるようになる気がする。
語学を勉強している人はもちろん、途中で挫折しかけた人にも読んでほしい一冊。
読むだけで、「また勉強してみよう」と素直に思える。
Posted by ブクログ
『外国語同時習得法』を読んで、これまで自分が外国語学習に対して無意識のうちに高いハードルを設定していたことに気づかされた。私はこれまで「文法や単語をある程度完璧にしてからでないと、話す・書くといった実践には移れない」と考えていた。しかし本書では、発音を学び、基礎的な文法を身につけた段階で、実際に使い始めることの重要性が強調されている。
特に「完璧さを求めるあまり、実践を後回しにしてしまう」という自分の学習姿勢が、効率的な習得の妨げになっていたことに強く納得した。今後は、正確さにこだわりすぎず、実際に話したり書いたりすることで外国語に慣れていきたいと思う。本書から得た学びを活かし、まずは英語と中国語を一年以内にネイティブの中学生レベルまで話せるようになることを目標に、積極的に実践を取り入れて学んでいきたい。
Posted by ブクログ
漠然と違う言語をやりたいな、でも複数やると混乱するよなと感じ、やらなかったですが、結論やってオッケーだとわかりました。
本書では日本語→英語→スペイン語、、とつづくケースが多いらしいので、スペイン語をのぞいてみようとおもいました。さっそくYouTube登録!
まずは興味がある文化等をしらべつつ、ゴールを設定します。そして、発音と文法(1日でざーっとやる)をしたら、あとは訓練。
資格は不要とのこと、やりたかったらやるレベル。
英語より、他の言語は実は少しはなせたら「すごい!」とおもえる分野!やってみよう!
ちなみに、、本書でも資格にとらわれると、次は、次はとなり、区切りをつけたほうがいいとのこと。英語は英検2級とったし、ここで区切ろう。
Posted by ブクログ
私は英会話もままならないのですが、語学にほんの少し興味がありまして、この手の本はすぐに「おもしろそう!」と思って手に取ってしまいます。
このような本を読んだからといって、語学を始めよう!となるわけではないのですが、あまりにも自分に語学のセンスがないと感じるため、できる人の頭はどうなってるんだろう、とか、どういう方法で勉強してるんだろう、とかがすごく気になるのです。
ちなみに、義務教育で中学1年から始めた英語は先述のとおり、さっぱり。大学で第二外国語で選択したドイツ語はよく単位取れたなと思うほど、壊滅的。ちょっと興味を持って、独学で始めた韓国語とスペイン語とフランス語はいずれも初歩の初歩で投げ出しました。今は仕事と家事と育児に追われ、語学どころではありません(笑)
本書はまず、著者が東大出身者であるということを、頭の片隅に置いておかなければなりません。やはり元が違いますからね。
構成は、ざっくばらんに表現し直すと、以下のようになっていました。
第1章:外国語「同時」習得法について
第2章:マルチリンガルの脳内はどうなっているのか
第3章:著者が学んだ5ヵ国語の特徴と傾向
第4章:語学の鉄則と上手な勉強法
第5章:いざ「同時」習得を実践しよう
第6章:こらから新たに語学を始める人へ
第1章でさっそく著者から勇気づけられるような言葉をもらえます。
それは、英語に苦手意識がある人こそ違う言語を!ということです。そもそも英語は日本人にとって習得が難しいのだ、と。だったら英語にこだわらず違う言語を学んでみて、そのうえで英語を振り返ってみると意外と理解できたりする、と。それから、成功体験のしやすさも違うとは、なるほど、と思いました。グローバル化の今、英語ができてもそうそう褒められませんが、フランス語やスペイン語ができたら「わぉ」と思われること確実ですもんね。
AIが発達した今、苦労して多言語を習得するメリットは何かという迷いに、著者は「多言語が話せれば、国際舞台で対等になれる」という言葉をもらって勇気づけられたとのこと。ここは外国語学習を頑張っている人は一読の価値ありです。
ある言語を学ぶということはその文化も理解することにつながるとはよく言われることですが、「言語の数だけ世界の見え方がある」さらには「世界の見え方が変わる」っていうのはかっこいいな~と思います。
「同時」に多言語を学習するメリットはどこかで以前聞いたことがあったので、まぁそうだよね、という程度でしたが、外国語を学ぶ意義をあらためて教えられた気がします。
マルチリンガルの人が意識せずにやっていることなのでしょうが、日本語脳に切り替えずその言語ですべてを理解する外国語脳を作ることができて、「習得」というのですね。
当然ですが、ここまでくるには、なみなみならぬ努力と、自らをその言語にひたひたに浸からせるような環境に置く、という積極性が、読者の体験談から垣間見えて、ま、眩しいぜっとなりました。
第3章はふんふん、と読んでおけばいいと思いますが、第4章は学習にあたっての鉄則が7つあったり、具体的な勉強法が示されてあったりで、かなり濃い内容だったと思います。
やっぱり発音は大事なんだな、語彙力は大切なんだな、と我が語学力が一向に上がらない原因がすっきりわかった気がします。
「ブロック建築の原則」は、よくNHKラジオ英会話でも大西先生が言っていたことと同じだと思います(もう聞けていないんですが・・・)。いざ会話をしようとして、一から文章を組み立てたのでは間に合わない。すでにネイティブが使っているブロックを使って組み合わせて文章を作るというマインドセットが大事だと。それができてないから話せないんだな~と、ブスブスと刺さる説明ばかりでした。
本書のように学習したとしても一年で5ヵ国語を習得するのは難しいかもしれませんし、著者がやっていた勉強は大学生だったからできたのかもしれませんが、素直に真似したらこんな私でもどうにかなるんじゃないかと思えるものでした。せめて一部は真似したい(いや、語学を始める予定はないのだけど)。
全国の語学マニアさんは既に知っている本書かもしれませんが、マニアでない普通の語学学習者にもおススメの一冊です。
実はもう一冊「ゼロから12ヵ国語マスターした私の最強の外国語習得法」という本も同時に購入しましたので、比較しながら読むのが楽しみです。
Posted by ブクログ
特別なこと、画期的なことを述べているわけではない。しかし、語学学習をしてみようと思わせてくれる不思議な本。始める壁を低く思わせてくれる何かが詰まっているのではないかと思う。