【感想・ネタバレ】有能すぎる親友の隣が辛いので、平凡男爵令息の僕は消えたいと思いますのレビュー

あらすじ

貴族専用の寄宿学校に通うこととなった、貧乏男爵家の次男ルカ。彼はひょんなことから、同学年のワガママ第三王子のために香りに睡眠を促す効果のある植物『ネムリバナ』を育てる任務を命じられる。入学の日、ルカは自分と同じくその花に関わる任務を受けた同室のアリと出会い、彼が幼い頃王宮で一度会ったことのある不眠症の少年だと気づく。かつてと変わらず睡眠障害に悩まされているアリを見かねて、ルカは献身的に彼を支えるようになる。しかし、次第に眠れるようになったアリはめきめきと頭角を表し、名門侯爵家の後継として申し分ない存在になっていく。一方、アリに惹かれていることを自覚しながらも、平凡な自分との格差に打ちのめされたルカは、彼と距離を取ると決断してしまい── ※電子版は単行本をもとに編集しています

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io

ネタバレ 購入済み

その落差がちょっと残念

母性強めで天然ピュアなルカが可愛いです。
ブラコン兄リヒャルトのお陰でスキンシップ過多に抵抗が無いこともあり、アリとの距離感は最初から近めです。
それを良いことに過剰なスキンシップをし、『親友なら当たり前だよ』とルカを言いくるめるアリ。絶対に確信犯です。
ちなみに『有能すぎる親友』であるはずのアリですが、父からのプレッシャー&王子殿下からの塩対応で不眠症に悩まされ、イケメンなのにその目の下にはガンコな隈が。
ルカが頑張って睡眠をとらせることでアリのガンコな隈を薄くするのですが、長期休暇で実家に帰るとすぐに元通りになってしまいます。
アリ、なんとも繊細な人物です。
そして作中にアリの『有能さ』を示すエピソードが無いため、『有能すぎる親友』どころか『残念イケメン』な印象に...。
むしろネムリバナ研究に勤しむルカの方が有能そうです。
なかなか楽しい物語だったのですが、ルカがアリの前から姿を消すに至る理由もやや弱く、タイトルと内容にかなりの落差があるように感じたのが残念でした。
ところで。
冒頭から大暴走するブラコン兄リヒャルトのインパクトが強かったので、てっきり超絶ブラコン兄リヒャルトVS激重執着彼氏アリの構図になるのかと思ったのですが。
物語中盤でリヒャルト、まさかのデキ婚!
驚きました。
まさかBL作品でこういう展開が来るとは...。
自分、まだまだ読みが甘いようです。

0
2025年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

何がって、終盤に来てやっとタイトルを回収したことだよねw
序盤から読みながら「いや、この後消えるんだろ?」ってずーっと思ってるのに、一向にその流れにはならず「これ、このまま行ったら、結局既定路線でタイトル以上のことは起こらないのでは??」と思っていたのだけれど。。。
結果として、タイトル以上のことは起こらなかったけど、ただ安直に終わらなかったのは、及第点だったのかなと思いました。
中盤、やはりツボな健気受が可愛らしく、なんならダメダメ攻は好みではなかったんだけど、しかもタイトル回収前後は、もはやありがちなAVのような展開が、コレはどうなんだ??と思いつつw
いろんな感情で、なんだかんだ面白かったので星3つ。
次作をまた購入したいと思えた今作でしたね。

0
2025年09月07日

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