【感想・ネタバレ】ミドルノートにさよならのレビュー

あらすじ

その純愛さえも、歪む。

これは、誰がための試練なのですか。

勝ち気で誰よりも『女の子であること』に真摯な少女、九重彩音。
気弱だけど少し意固地な少女、桜庭真白。
ふたりは、ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で密かに想いを育んでいた。

彩音は真白の声を、真白は彩音の香りを、一番に愛していた。
ふたりの世界にはふたりしかいなかった、他の誰もいらなかった。

真白は天性の歌声を持ち、彩音は真白の為にアコースティックギターで音を紡ぐ。
揃いの香水を纏って、ストリートライブをおこなうふたり。
その日も、いつも通りに終えて、いつも通りに学院に帰るはずだったのに。

真白が倒れた。
告げられる無慈悲は、一体誰が望んだのか。

「“特発性性転換現象”」
「桜庭真白さんは遠からず、生物学的な男性になるんです」

世界は変わる。
変わりたくないと願う想いすら、逃れ得ぬ渦に巻き込んで。

その純愛さえも、歪む。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「濃厚な百合からの性転換」という難しい題材を、逃げることなく真摯に描き切った傑作!という印象。

シリアスゆえにどうしても残酷さが際立つかと思いきや、もっと温かさが胸に迫ってくる読み心地で、紆余曲折を経ての結末にも納得。尖った内容の割には読みやすく感じました。

この作品の良さを語ろうとするとどうしてもネタバレ部分に触れてしまうので紹介が難しく…。少しでも気になった方はぜひページをめくってみてほしいです。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終盤までは楽しく読んでいた。
ある人物のある設定がぽっと出てくるまでは。
物語を無理矢理盛り上げようとしているように感じてしまった。
そこに違和感を覚えてしまったので、最後失速してしまったように思う。

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2025年09月12日

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