ミドルノートにさよなら

ミドルノートにさよなら

891円 (税込)

4pt

4.0

その純愛さえも、歪む。

これは、誰がための試練なのですか。

勝ち気で誰よりも『女の子であること』に真摯な少女、九重彩音。
気弱だけど少し意固地な少女、桜庭真白。
ふたりは、ミッション系中高一貫校、清葉女学院の片隅で密かに想いを育んでいた。

彩音は真白の声を、真白は彩音の香りを、一番に愛していた。
ふたりの世界にはふたりしかいなかった、他の誰もいらなかった。

真白は天性の歌声を持ち、彩音は真白の為にアコースティックギターで音を紡ぐ。
揃いの香水を纏って、ストリートライブをおこなうふたり。
その日も、いつも通りに終えて、いつも通りに学院に帰るはずだったのに。

真白が倒れた。
告げられる無慈悲は、一体誰が望んだのか。

「“特発性性転換現象”」
「桜庭真白さんは遠からず、生物学的な男性になるんです」

世界は変わる。
変わりたくないと願う想いすら、逃れ得ぬ渦に巻き込んで。

その純愛さえも、歪む。

※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ミドルノートにさよなら のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「濃厚な百合からの性転換」という難しい題材を、逃げることなく真摯に描き切った傑作!という印象。

    シリアスゆえにどうしても残酷さが際立つかと思いきや、もっと温かさが胸に迫ってくる読み心地で、紆余曲折を経ての結末にも納得。尖った内容の割には読みやすく感じました。

    この作品の良さを語ろうとするとどうし

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    終盤までは楽しく読んでいた。
    ある人物のある設定がぽっと出てくるまでは。
    物語を無理矢理盛り上げようとしているように感じてしまった。
    そこに違和感を覚えてしまったので、最後失速してしまったように思う。

    0
    2025年09月12日

ミドルノートにさよなら の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ガガガ文庫 の最新刊

無料で読める 男性向けライトノベル

男性向けライトノベル ランキング

作者のこれもおすすめ

ミドルノートにさよなら に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す