【感想・ネタバレ】最果ての子供たちのレビュー

あらすじ

ゴンクール賞受賞! フランスの衰えた町で未来を渇望する少年たちを描いた青春小説

一九九二年、東フランスの錆びれた町。外の世界を求める十四歳のアントニーは、盗んだカヌーでたどり着いたビーチで少女と出会う。その出会いは彼の世界を一変させた……かつて製鉄で栄えた「限界都市」に生まれた少年の八年間の青春を描く、ゴンクール賞受賞作。

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Posted by ブクログ

フランス東部の衰退した工業都市を舞台に、1990年代の青春を描いた作品。ある程度知っている人でもフランス東部と聞いてせいぜい思い浮かぶのはワイン産地のブドウ畑か木組みの家が並ぶ観光地の街だろう。ここは寂れて退屈なフランスの田舎町。乗り越えがたい階層格差の中で、酒、ドラッグ、暴力などの痛みを抱えながら、若者たちは大人になっていく。見て見ぬふりをするどころか、見に行こうともしない世界をリアルに体験できる読書となった。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

時代背景など、事前知識があるともうちょっと読み込めたかな、とは思ったが、読み終えてみてフランスがとても身近に感じた。
登場人物みんなに、それぞれ共感できるところがあって、作者はよく観察できているな、と感心した。
それにしても、洋書あるあるだが、全ページ老若男女問わず誰かしら薬か酒飲んでて、やっぱり治安悪すぎて怖かった…。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

なかなかな物語だった、当時の若者文化を思い出しながら読んだ。1998年サッカーW杯パリの盛り上がってたのが懐かしい、決勝ジダンのベッド!

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2025年10月15日

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