あらすじ
【Chapter 1】世界同時恐慌、為替介入、ミスター円、実質実効為替レート…これが「円高」と「世界同時恐慌」の真実だ! 【Chapter 2】ユーロ危機、国家資本主義、リ・オリエント、通貨の無極化…これが「通貨」と「世界経済」の真実だ! 【Chapter 3】人民元、ルピー、ウォン、TPP、アジア共通通貨圏…これが「新興国通貨」の真実だ! 【Chapter 4】ステートファンド、国債暴落、消費税増税、成熟国家戦略…これが「日本経済」と「日本企業」の真実だ! 【Chapter 5】為替予約、キャピタルフライト、外貨・金投資、経済予測…なぜ「通貨」を見れば、経済がわかるのか? 【総論】「世界同時恐慌の時代」を生き抜くために知っておきたいこと・・・すぐそこまで迫っているこの危機に備えて、知っておきたい「円の真実」がぎゅっとつまった一冊です。
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Posted by ブクログ
ミスター円と呼ばれる著者だけに、為替・通貨を通じた経済認識と世界の状況が述べられている。現在をリ・オリエントへの折り返しの時代と読み、アメリカ、欧州、中国、インドなどのトレンドは参考になる。現在の円相場は、実質実効為替レートでみれば深刻な円高ではないという点も納得。マスコミなどでの通説が古いもので、新たな捉え方はこうだという構成も面白い。
直近の為替相場の動きは説明と違うところもあるが、それだけ思惑で動くものだということなのだろう。世界同時恐慌の虞を言っているが、それでも円預金と国債をもっていればいいというのは本当だろうか?
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