あらすじ
\保険証なし!/
\相続人なし!/
\お金なし! /
平均年齢60歳
“高齢化団地”は
問題山積み!
管理人になった
79歳の一橋桐子は
解決できる!?
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テレビドラマ
『一橋桐子の犯罪日記』原作
待望の続篇
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【著者からのコメント】
桐ちゃんはいったい、今どこに?
2020年に出版された
『一橋桐子(76)の犯罪日記』は、
2022年の文庫化を経て、NHKでドラマ化される、
という大変なご褒美をいただきました。
優しいけど特にこれといった取り柄もない
桐ちゃんを松坂慶子さんが演じてくださり、
スタッフさんのご尽力で
たくさんの人に愛していただきました。
ただその喧騒が終わった時、
ふっと、私は思ったのです。
今、桐ちゃんはどこにいるの?
ドラマでは、山奥の大木に佇み、
可愛らしい子どもたちに囲まれた、
素敵な大団円を迎えました。
でも、私の桐ちゃんは今どこに?
『一橋桐子(79)の相談日記』は
私の桐ちゃん探しに付き合っていただきつつ、
テレビドラマで楽しんでくださった方にも、
ご理解いただける内容にしたつもりです。
あなたの桐ちゃんは今、どこにいますか?
また、一緒に桐ちゃんや雪菜ちゃんの幸せを
考えていただきたいのです!
【あらすじ】
老朽化した猿山団地には、管理人がおらず、
誰が住んでいるのか、
何人住んでいるのかもわからない始末。
そんな団地の管理人として
白羽の矢が立ったのが、クドオ・ワークスの
清掃部チーフとなった一橋桐子。
名簿づくりから始めてみると、
次々と“住人の闇”が見えてきた。
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Posted by ブクログ
原田さんの作品ってお金の事はもちろん
これからの老後の事だったりと色々と
考えさせられるテーマなんだけど
今回は限界団地。老朽化した団地で
住んでる住人の平均年齢が60歳、団地の
老朽化だけでもそこそこ問題なのに、
住人の病気や借金問題、居住外国人に
孤独死。なんか日本の縮図みたいな内容で
終盤の理事会のごたごたなんかは
意外と日本のあちこちで大小問わず
問題になってそうな話でした。
何だかんだと色々と落ち着いた桐子さんと
雪菜ちゃんほんとによかったし、この団地の
管理人に差配した久遠さんGJでした。
後、なかなか難しいだろうけど桐子さんが
提案するゆるい遺言みたいなシステムは
これからのこういった高齢化団地には
必要になってくるかもしれませんね。