あらすじ
子爵家次男坊であるジル・シャルマン。実は彼は前世の記憶を持つ転生者で、怠ける使用人の代わりに家の財務管理を行っている。ある日妹が勝手にダルトン公爵家との婚約を解消し、国の第一王子と婚約を結んでしまう。すると、ダルトン公爵家から『違約金を払うか、算学ができる者を差し出せ』 と婚約解消の条件が出され、出来損ないと冷遇されていたジルは父親から家を出ていくよう命じられる。こうしてジルは切れ者で有名な冷酷公爵ライア・ダルトンに売られたのだが、待っていた彼は噂通りの厳しい人物…かと思いきや有能なジルを気に入り、甘く溺愛してきて――!?
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匿名
ストーリーの転換点
不可解な態度をとっていた第一王子アルの秘密が分かり、ストーリーが進んでいく重要な話です。ジルはライアを意識してしまい素っ気ない態度になり、ライアはジルに避けられていると誤解して、甘さはなくギクシャクしているのが端から見ていてもどかしいです。次話の甘さ回復に期待です。