あらすじ
アニメ化もされた人気作品『トライガン』シリーズ(少年画報社)『血界戦線』シリーズ(集英社)で知られる内藤泰弘初の商業連載作である本作は、 1994年「ファミリーコンピュータマガジン」に掲載された 大人気格闘ゲーム「サムライスピリッツ」のコミカライズ版。
10年ぶりとなる待望の復刊は257×210ミリのほぼ掲載誌サイズにブローアップ! 表紙イラストは新規描き下ろし、さらに巻末には著者&ゲームスタッフのロング対談記事を追加した<最終版>としてリリース!
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Posted by ブクログ
和風2D格ゲーの金字塔のサムライスピリッツのコミカライズ。かつてファミマガこと「ファミリーコンピューターMagazine」で連載されていたそうです、1994年。
ゲーム雑誌はファミマガ派だったし、サムスピも一番やりこんだ格ゲーであったけども、このコミカライズは知りませんでした。‘94年というと、ちょうど「真サム」でしょうか、記憶は曖昧。ゲーム雑誌を読んでいない頃だなぁ。
物語はオリジナルですが、登場人物は初代のメンバーを踏襲。覇王丸主人公に、右京、ナコルル、十兵衛とオリキャラの小綱が脇を固めます。ボスは天草四郎。
天草の部下の楠田霊艦を一刀の元に斬り伏せる見開きページが最高ですね。強斬り一閃!という迫力。このページだけで、サムスピ経験者なら読む価値あると思います。
やっぱりね、サムスピの魅力は必殺の強斬りですから。武器飛ばしや武器破壊の超必殺技や、シリーズが進んでからの弾き技やカウンターの間合いの取り合いもいいですが、強斬りですよサムスピは。
物語の展開としては、物足りないというか俗にいう打ち切り漫画のような印象を受けるのですが、ここを見せたい!という気迫が伝わってきて非常に良い。
大見得切ってなんぼ、みたいなとこありますからサムスピ。
コミカライズは内藤泰弘さん。『血界戦線』や『トライガン』の方だそうで。浅学ながら『血界戦線』も『トライガン』も未履修です。こういうところで、オタクとしての一般教養が足りないのがバレるのですが、これを機会に踏み出そうか。
まだまだ、自分を魅了してくれる未開拓の世界は広がっているものですな。