【感想・ネタバレ】夫と妻の年金 これなら損しない!年金相談のプロが教える万全の手続きQ&A大全のレビュー

あらすじ

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長い人生の節目には、知らぬまに損する「年金の落とし穴」が無数にある。一例を列挙しよう。

◆学生時代や転職時に国民年金保険料の未納があると、年金額は1年未納で年額2万円、5年未納なら年額10万円もの減額に!
◆結婚・中途退職・転職・転居で起こる年金記録の欠落、定年退職後の任意加入、継続雇用後の在職老齢年金で損する人が多い!
◆離婚や妻のパート勤務などで年金の家族手当「40万円加算」をもらえなくなる人が多い!
◆国民年金保険料の未納は定年退職や起業後の任意加入で補え、受給10年で元が取れるが、このチャンスを逃して損する人ばかり!
◆老後だけでなく障害や死亡も保障する3つの公的年金は、受給要件や手続きルールを知らないともらえない!
◆年金をもらうには請求が必要!65歳前支給の特老厚や原則65歳支給の老齢年金のもらい忘れが多いので要注意!
◆年金を早くもらいたい一心で繰上げ受給をすると受給額が大幅に減り、一生後悔することに!
◆繰下げ受給の増額上限84%を狙い、逆に損する人が実に多い!繰下げ請求前に死亡すると増額分は支給されない!
◆配偶者が亡くなると夫婦2人分の年金が1人分に!老後の備えが今すぐ必要! など

本書は、こうした年金の落とし穴を回避して受給額を増やす方法を、一問一答形式で図解やマンガを駆使してわかりやすく解説。
これまで年金制度は難しくて理解できなかった人にも、是非おすすめしたい。

【目次】
第1章*わかりにくい「年金の仕組み」の落とし穴についての疑問15
第2章*老後の保障「老齢年金」の落とし穴についての疑問16
第3章*もしもの保障「障害年金」「遺族年金」の落とし穴についての疑問11
第4章*知らないと大変!「女性の年金」の落とし穴についての疑問12
第5章*60歳前から年金を増やす「加入手続き」の落とし穴についての疑問12
第6章*60歳以降に年金を増やす「任意加入」の落とし穴についての疑問11
第7章*65歳前に受給する「特老厚」「繰上げ受給」の落とし穴についての疑問11
第8章*働きながらもらう「在職老齢年金」&「税金」の落とし穴についての疑問13
第9章*66歳以降に受給する「繰下げ受給」の落とし穴についての疑問14
第10章*遺族も受け取れる「もらい忘れ年金」の落とし穴についての疑問13

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Posted by ブクログ

貰い忘れ年金
・未支給年金
夫が亡くなった時
年金は2ヶ月に1度支給後払いだから確実に発生する
年金は受給権発生日の翌月から死亡した月までの2ヶ月に1回(偶数月)に支給される後払い
死亡した月分は翌月以降支払われるため、最低でも死亡月の1ヶ月分は未支給年金になる
受け取れるのは先ずは生計同一の人
未請求年金
年金を受け取る前に死亡した場合にも発生
金額が大きい場合もある

・年下の妻がいると老齢厚生年金に加算される「加給年金」
配偶者が65才になると加給年金は終了して、配偶者に「振替加算」が受給される
加給年金+特別加算が受給される
振替加算は1966年4/1以降生まれの配偶者
振替加算は支給額は加給年金の額とは異なる
配偶者の生年月日に応じて減給、1966年4/2以降生まれの人は支給なし

・退職前に検診を受ける
障害の原因となる病気ケガと診断された場合、その初診日に加入していた年金制度により受給内容が大きく違う

・寡婦年金
夫の老齢基礎年金の3/4を妻が受け取れる

・死亡一時金
寡婦年金かどちらか一方
12万~32万

・遺族厚生年金
亡くなった人の老齢厚生年金の3/4

★寡婦年金と遺族厚生年金はどちらか一方

・厚生年金は70才まで加入できる
・国民年金は60才まで加入できる(480ヶ月)

・iDeCo(老齢給付金)
運用益は非課税
一時金で受け取ると「退職所得控除」
年金で受け取る「公的年金等控除」

・老齢基礎年金と老齢厚生年金は別々に繰上げ受給できない
1ヶ月繰上げる毎に0.4%減額される
損益分岐点 60才で80.8才、64才で84.8才

・年金は「雑所得」扱い、所得税・住民税が課される
課税額は年金の収入から「公的年金等控除」を差し引いた額
所得税は合計所得金額が65才未満は108万、65才以上は158万以下なら非課税
年金は原則厳選徴収された額が振り込まれる
その年の年金額が400万以下で、公的年金の全部が厳選徴収の対象で、その年の雑所得以外の金額が20万以下、の時は確定申告しなくて良い

・会社員の妻は老齢基礎年金のみ繰り下げ受給が有利
老齢基礎年金の金額は遺族厚生年金に影響しない

・繰り下げ受給のデメリット
加給年金、振替加算が貰えない
繰り下げによる増額は遺族年金に反映されない
繰り下げ受給前に亡くなると未請求年金は5年の時効が適用される
保険料、税金高くなる

・繰り下げで総受給額が逆転するのは繰り下げ受給開始から11年11か月後❗

・年金の時効は5年

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2025年11月04日

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