あらすじ
世間を熱狂させたヒットコンテンツを徹底的に「深読み」
「未来の欲望」を可視化させた唯一無二のマーケティング本
煉獄杏寿郎を「400億円の男」にしたのは、一体何だったのか?
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『ONE PIECE FILM RED』『ゴジラ-1.0』『劇場版「名探偵コナン」シリーズ』『愛の不時着』『すずめの戸締まり』『侍タイムスリッパー』など――私たちを熱狂させた大ヒット作は、未来の欲望を映し出す鏡だった!
生きる消費者を理解するためには、見えないところで進行している時代の「価値観変化」の道筋を先んじて捉え、そこから生じる消費者の「未来の欲望」を予測することが重要です。
そこで、電通デザイアデザインはヒットコンテンツに着目した分析メソッド「FUKAYOMI」を開発しました。
ヒットという現象は、未来に新しい欲望を発露させる可能性を示しています。
つまりヒットコンテンツこそ、まだ顕在化していない未来の価値観変化と欲望を映し出す鏡なのです。作品に内在している制作者のテーマ="欲望"を三幕構成で分解すれば可視化できる。ヒット作品に心を動かされた人の規模感は、動員数や話題量で測れる。
今は小さくても、やがて社会全体に広がる可能性のある"未来の欲望"の芽が、そこに見つかるのです。
本書では、2020~25年で多くの人々から支持された映画、ドラマ、アニメ等を対象に「FUKAYOMI」分析を実施。今後消費者に生じるだろう「6つの価値観変化」として導きました。
今なお進行している急激な社会変化の中で、消費者に生じた価値観と欲望の推移を俯瞰しながら、従来のリサーチ手法では十分つかみ切れなかった「未来の欲望」を浮き彫りにしていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
近年流行した映画やドラマ、物語を
幾つかのカテゴリに分類して、
最近の流行傾向を論じる本。
自分の好きな作品も、
今まで縁がなかったものも、
筆者が特筆すべき点を示してくれるから
「なるほど!だからこの作品にハマったのかもな」と冷静に分析できる。
一方で、共感できない作品についても
無理にハマってるフリしなくていいんだよねと
思わせてくれる本。
Posted by ブクログ
●2025年8月16日、朝9時。欲しかった「経営者はいかにして、企業価値を高めているのか? 京都大学経済学部・人気講座完全聞き取りノート /ダイヤモンド・ビジネス企画/川北英隆」の値段をYahooショッピングで調べてたら、その本は安いのなかったけど、この本が検索結果に出てきた。2,640円。まだ出版したてだから高いの仕方ないか。おもしろそう。
Posted by ブクログ
マスメディアの時代から今はマスコンテンツの時代になった。
ローカル(舞台設定)×グローバル(価値観や感情描写に共感)が世界市場におけるヒットコンテンツの作り方の黄金パターン。
推し活は対象の活躍や成長を願って応援するもの
みんなと同じ感情を共有したいという人間にとっての本質的な欲望。
自分だけの独自のものさしを持っていること
「自分の好き」と「誰かのため」が接続されていく瞬間に共感し、心を動かされ、作品のヒットにつながった。