あらすじ
『駅男』 定年後の日常が不安な瀬木(59歳)は、毎朝駅で電車に乗らない謎の男を見かける。 『リボン仲間』 失業して就活に苦労する川端(53歳)が、救いを求め飛び込んだストリップ劇場で見たものは? 『カントリータイム』 カナダ留学に挑む60男が、英語が思い通りにならないもどかしさを覚えて。 『花の下にて』 老いた自分を監視する社会に動揺する律子(79歳)は、一世一代の大嘘をつく。(他全8篇)
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「あの頃」・・・。人生のあの日、あの一刻が心に浮かんできます。子供の頃、結婚したころ、定年の頃・・・。佐江衆一「あの頃の空」、2012.10発行。定年をテーマにしたものなど短編8話。駅男、僕が十五歳だった頃、あそこ、花の下にて の4話が読み応えがありました。
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定年退職後の人生を歩む男性たちの短編集です。
小説家を目指しカルチャーセンターに通ったり、
英会話を勉強しだしてホームステイ短期留学に挑んだり、
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中年の思いが込められた短編が8つ.ホームステイの顛末を書いた「カントリータイム」が面白かった.戦後の貧しい暮らしを示している「僕が15歳だった頃」も良い.
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本の帯には、迷える熟年男性に贈る人生の応援歌となっている。定年後の行く末の不安を感じる男たちの生き様を、ちょっぴり哀しく描いている。同年代のぼくは、共感するところも多々ある。