【感想・ネタバレ】光の美術 モザイクのレビュー

あらすじ

古代末期から中世にかけて,ヨーロッパでは,石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた.ローマ帝国の版図を実感させる絵から,聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで,「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない.本書では,多数のカラー図版とともに,宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る.

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Posted by ブクログ

正確な意味で、私はこの本を読み終わっていない。
丁寧な本である。モザイクについての解説に地理的背景、歴史的背景、文化的背景などが丁寧に織り込まれていて、筆者の熱意がめちゃくちゃ伝わる。
しかし、いかんせん私に素養がない。
地理も歴史も苦手分野であるため、記載されている記述がすべて曖昧模糊で捉えどころのないものになってしまっている。かろうじて読み取れるのはヘレニズム文化が関わっていたことと、モザイクというものが光を重視した表現方法であり、絵画の多くが画家というアーティストに支えられていたのに対して、モザイクは多くの無名技術者・職人によって成されていたというところだろうか?
素養がないので、読むのにとても時間がかかったが、途中で掲載されているモザイクのカラー図版に注視するようにしてから、だいぶ気楽に読み進められるようになった。読書としてはかなり邪道ではあると思うが……楽しい時間が過ごせたように思う。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

フレスコについても本当に少し触れるが、タイトル通りモザイクについてのみ語る一冊。歴史の中で破壊&再生されてきたことや工法、現代に残るモザイクをカラーで紹介してくれる。

ローマからルネサンスまでのモザイクとフレスコは西洋美術史の中でも結構大きく扱われる。期間が長いのもあるが、それこそポンペイで発掘されたキリスト教画ではない数々のモザイクがあるからなのではないかとも思う。
今では聖堂や教会の壁画として、床の装飾としてしかほとんど見れないモザイクは、当時貴族の家にはあり、それは信仰を示すものでもあったんだなと改めて感じた。モザイクは光の反射の美術…色は全部反射ということは置いておいて、差し込む光、炎の光の反射から表情を帰る芸術だが、現代のように1人の芸術家が、という世界ではなく工房で作るものだった。自己表現ではなく、発注通りに作るもの。宗教画は基本的にそうなのだが、壁画は芸術というよりは、文脈的であり装飾なものだ。
美術史は限定的にしか見てきていないせいでイコノクラスムとその時期については本書で知った。だから残るものが少ないのか…

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2026年02月11日

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