あらすじ
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『暮しの手帖』の創刊以来、30年にわたって編集長を務めた花森安治は、ジャナーナリストであるとともに、表紙画、挿画、誌面デザインなどを手掛けるアーティストでもありました。「ここに絵が入るといいな」。原稿を読むと、何も見ずに、さらさらと楽しそうに挿画を描きました。すると誌面は、おしゃれで、モダンに、ときにほっとやわらいだり、風刺が効いたりと、きらきら輝きはじめるのです。
本書にはそんな花森の、誌面を彩った挿画500点余りと、暮らしの美学に触れる言葉を収録しました。おしゃれで美しい挿画とともに、花森の「美しい暮らし」への思いに魅せられる一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ふらりと寄った本屋で出会った本
装丁の美しさで足が止まり、本を開くとさらに美しい
忘れられずに改めて本屋へ向かい、手に取ったが、やっぱりステキな本
文章は少ないが、ひとつひとつが胸に響く
現代でも色褪せない絵柄の美しさに心奪われて忘れてしまっていたが、彼は戦前から活躍した編集者で画家
美しいものは時代を越えて美しく、人間の本質はいつの時代も変わらないことを思い出させてくれる
ステキなものに触れて、自分の感性を磨く事を改めて気付かされた
Posted by ブクログ
「暮らしと結びついた美しさが、
ほんとうの美しさだ。」(本文より)
中身は勿論、カバーを外した装丁まで美しく、ずっと本棚に置いて時折眺めたい愛おしい一冊になった。
Posted by ブクログ
装丁も中味も大変美しい本。「個性とは欠点の魅力である」という言葉が特に気に入っている。花森さんの言葉やイラストがたくさんで、眺めていて時を忘れます。また読み返してみます。
Posted by ブクログ
暮らしにゆるぎない哲学を持たれていた『暮らしの手帖』の初代編集長•花森安治氏の心に響く言葉と沢山の挿画が本当に美しくお洒落です。
暮らしを脅かす戦争を体験してもなお、
暮らしの中に繊細な美を感じ、大切にし、暮らしの中に広め続けてきた氏の言葉には
強さ、力、そして優しさがありました。
どんな状況になったって、美を感じる心さえあれば幸せでいられる。
自分の心ひとつで暮らしはどのようにでも豊かになる。
そんなメッセージを感じました。
Posted by ブクログ
花森安治の装画集。数ページごとに花森安治の言葉が添えてある。絵柄とあいまって言葉が軽やかに見えるけど、戦争を経験した人の言葉だと思うと、これらの言葉が書き記されるまで色々考えた上でのバランスなのかなという感想を持った。
個人的には始めの方に出てくる、おしゃれとは、について書かれた言葉が良かった。