あらすじ
暑い時には甘酒に生姜、鰻に山椒、そうめんにも山椒
大川で土左衛門が上がった――。「朝日屋」の主人・怜治を、火盗改時代の同僚である秋津が訪ねてくる。亡骸となった武士の懐から、抜け荷に関わり捕縛された唐物屋「広田屋」の屋号が入った手拭いが出てきたという。「広田屋」の主は、抜け荷の詮議中に火盗改・柿崎詩門の兄の名を口にしていた。目付の新倉も出張ってくるなど、一挙に「朝日屋」周辺がきな臭くなる中、女料理人ちはるの行く末にも変化が……。
文庫書き下ろし
【目次】
第一話 この先の道
第二話 追 憶
第三話 踊る阿呆鳥
第四話 出立の朝
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久馬を捕まえれば終わる話ではなくなってきた かなり壮大な 日常の美味しいごご飯の合間に入れるとか凄い技術力 全くもって面白いし修行に出るとか生活も進化しているし。ロールプレイングゲームのような登場人物たちが増えていく さりげなく 旅籠の旅人もだし ちょうど開催されていない祭りを見に来て代わりに酔ったちはるの踊りが見れて1番の土産話に にしても柿崎はきな臭い
Posted by ブクログ
シリーズ第七弾。夕凪亭を乗っ取った久馬は行方不明だが、背後には大きな事が動いているようだ。茶々丸と獅子丸がおかげ参りから帰ってくる。ひととき賑やかになった朝日屋だが、獅子丸は飼い主の元へ帰り、ちはるは他店へ修行に出る。本作では料理は少し控えめだったかな。