【感想・ネタバレ】地方を救う 官民共創ビジネス 地域発イノベーションの実践術のレビュー

あらすじ

地方創生が叫ばれて10年が経過し、日本の地域社会は人口減少、高齢化、産業構造の変化、インフラ老朽化といった多くの複合的な課題に直面しています。これらの課題は、もはや公共セクター単独での対応が困難となっており、民間企業の知見や活力を取り入れた「官民共創」によるイノベーション創出が不可欠となっています。本書は、このような背景の下、地域に新たな価値を生み出し、持続可能な社会を築くための「官民共創による地域発イノベーション」への挑戦を後押しすることを目指しています。地方の課題に真摯に向き合い、地域課題型ビジネスの伴走支援に関わってきたEYストラテジー・アンド・コンサルティングが、「創発型」イノベーションの本質を解き明かします。

<本書のポイント>
○ビジネスの視点で地域課題解決術を描く
○リアルタイムで進む全国の成功事例10を詳しく解説
○難解なテーマを分かりやすく図解

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Posted by ブクログ

官民共創による地域課題解決型ビジネスについて、事例と共にその要諦をまとめた本。全ての事例に共通して言えるのが、徹底的な課題起点の取り組みであり、その意味でも地域資源を自然文化資源、人的資源、政策的資源、課題資源に分類しているのも興味深いと感じた。
特に事例紹介は簡潔に整理されており面白い。三重県玉城町のオンデマンド交通や九州ボルケーノのツーリズムインバウンド向けマーケティング戦略など、考え方や課題とセットで説明されているので、表面的なソリューションというよりはユースケースとして参考にしやすい。

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2025年09月09日

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