あらすじ
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女の脳は小さい? 女が考えると生殖器がダメになる!? 笑うに笑えない19世紀ヴィクトリア朝の「大問題」な女性観を、痛快なユーモアと皮肉で描いたイギリス発傑作風刺絵本!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
なんで歴史上の偉人に女性がいないのか?
女性の脳は小さい。女性が勉強すると胸が萎む。
試験を受ける時に試験会場に羊を離す。
女性の偉業は歴史のゴミ箱に捨てられる。
しんどすぎる。かなりマシになったとはいえ、今も続いていることが身に覚えがありすぎて不快感しかない。
フェミニズム系のことってしっかり勉強しないとって思うけど、本当にしんどくなる。
それでも立ち上がって改善しようとした人たちがいてくれたから今があるんよなぁ。考え続けないといけない。
と同時に、日本は平安時代に紫式部とか清少納言が活躍していて、女流作家の歴史も長い。当時の世界から見るとかなり異質で最先端をいっていたのでは?と思うのに、日本はどこで女性蔑視が進んでしまったのか不思議でならない。
Posted by ブクログ
19世紀の女性の扱いに対して、皮肉のパンチが炸裂したイギリス発のジェンダー絵本。歴史になかったことにされ捨てられてきた女性たちをすくい上げるのは、いまの女性たち。
Posted by ブクログ
すぐに読み終わるけれど、読み終わった後に考えなければならないことがたくさんある。
可愛らしい絵と可愛らしい語りであるけれど、重い話。
現代ではこんな状況じゃないって本当に言える?平等でないことに気づけてる?男性への差別もない?他の性別についてはどう思う?と自分に問いたい。
Posted by ブクログ
全く問題だらけの女性たち。19世紀のありえない女性観。21世紀の私たちは19世紀の問題だらけの女性を笑えない。まだ、まだ、私たちは19世紀と変わらぬ、男性からの期待を受けている。男性も同様。19世紀ほど露骨ではないにしても、男性よりも知的で賢い女性が疎まれ、男勝りなんて言葉も死語にはなっていない。男性と張り合う女性がいる。お互いにお互いの違いを認め、性別に関係なく、性別ではなく特性だけを見て、やりたいことをやり、生きたいように生きられる世界はまだまだ遠い。女の子なのに、と言われる子ども時代を過ごす人がいなくなりますように。同じに、男の子なのに、と言われて悲しくなる人がいなくなりますように。