あらすじ
「正義」は誰のものか??歴史に埋もれた冤罪を描く、衝撃のブッカーノミネート作
1952年、英国カーディフ。殺人事件の容疑をかけられたのは、港町で暮らす若きソマリ人船乗りだった。証拠ではなく偏見が、彼を追い詰めてゆく。実際の冤罪事件に基づき、多文化社会の光と影、司法の不条理、そしてひとりの男の誇りを描ききるブッカー賞候補作
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公が収監されてからが読ませる。裁判の滑稽さ、弁護人の醜悪さ、アングロの人種差別が際立つ。冤罪ではなくて捏罪。いつまでこんな話を読まされるのかなと思うけど、いつまでもこんな話が続くのだろうなとも。声をあげられるようになっただけ少しはまともになったのだろうけど、この世界はまだまだ差別抑圧が蔓延っている。ガザ……。