あらすじ
ミステリ作家が残した解決編のない原稿。すべての違和感が繋がる作中作ミステリー!
宮川雅は崖っぷちの編集者。次にヒット作を出せなければクビも覚悟する彼女のもとに、ベストセラー作家・東雲飛翔の新作原稿が届く。嬉々として読むが、その原稿には解決編がなかった。宮川が担当するミステリ作家・平澤大吾とともに東雲飛翔の家を訪ねるが、東雲飛翔は密室での遺体となって発見されてしまい――。
ベストセラー作家の死の謎、遺稿の結末を巡り、現実と作品が入り交ざる作中作ミステリー!
プロローグ 7
ゾンビ作家・ピーチメルバ・欠けた結末 9
隠し部屋・芋羊羹・シアン化カリウム 72
ネタ帳・シフォンケーキ・旧友 110
真相・プリン・アラモード・シュミレーション 161
ドライブ・月邑聖人・どら焼き 200
告白・継承・ムートン・ロートシルト 243
エピローグ 268
あとがき 274
水鏡月聖(みかづきひじり)
第27回スニーカー大賞銀賞を受賞し、『僕らは『読み』を間違える』(KADOKAWA)でデビュー。文学作品の解釈で描かれる青春群像劇が話題となり、『このライトノベルがすごい! 2024』(宝島社)にて新作5位に選出される。
著作に『白いドレスと紅い月がとけあう夜に』(KADOKAWA)がある。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
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ライトノベルでミステリ作品で今回は作中作品付き。
これは御得度高めと読み進める。困ったことに名前がなかなか覚えられず。ここのところ実話怪談ばっかり読んでいるからAさんBさんCさんに慣れてしまっていて、いかんいかん感じです。
いちばん好きなキャラクターは平澤大吾38歳プロ作家。
感想書くにあたり改めて登場人物見直したら38歳!えーなんだか読みながら感じていたより全然若い。宮川雅25歳がもしかしたら好きになっても違和感ない、のかもしれない。ここのところがごめんなさい、少しだけひっかかった。好きになるのに年齢関係ないのかもだけど少しだけねーなんというか相手作家だからありかなぁとは思うんですが。
恋愛関係ない作品に慣れてしまってる弊害かはたまたこれは必要かどうか考えすぎるくらい考えたりしてしまった。
作品の中に出てくる作家の卵たちがプロ作家になってたり、このひとがこのひとかぁみたいに楽しめるのはいい。
ミステリってひとが死ぬばっかりでもないし、プロットとか作家であるためにとか作家になりたいとかミステリ作家になりたいとか思いが強いです。
ネタバレになりたくないしミステリは匂わせも感想は難しい。
いちばん肝心な東雲飛翔について。
誰が東雲飛翔なのかってところが物語の大切なところかもしれないですね。
いやしかし、平澤大吾にもう少し活躍して欲しい!!