【感想・ネタバレ】悲しき虎のレビュー

あらすじ

少女時代、継父にレイプされていた著者が、母親となった今、自身の体験とその傷がもたらす影響、加害者、世界中に存在する悪について、渾身の分析をする。表層的な共感を拒みながら、深い連帯を表現して感動をよび、本国フランスで「フェミナ賞」「高校生が選ぶゴンクール賞」などを受賞し、30言語で翻訳刊行予定の話題作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

著者の知性と聡明さがひしひしと伝わってくる一冊。
全部を理解した気はしないけれど、良質な本に触れた満足感が残った。

レイプが有罪になるケースはものすごく少ない。
被害者の大多数は告訴しないことはもちろん、告訴したとしても74%は棄却され、公訴になった50%は重罪から罪状が軽くなるとのこと(司法当局による統計の最新公式数値によるらしい)。

また、訴えたとて、苦悩は続く。信じてもらえるよう証明しなければならないし、どう訴えたとて信じてもらえないこともある。心無い言葉を吐かれたり、非難の目を向けられることもある。

一生付き合っていかなければならない傷を負い、静かに苦しんでいる被害者がどれほど多いことか。

この暴力に対して、もっと被害者に歩み寄った社会になってほしいと思う。

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2026年02月18日

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