【感想・ネタバレ】コンサルが1年目に叩き込まれる 問題解決思考問題のレビュー

あらすじ

「コンサルの実務レベル」の思考が要求される全4問。
この「広さ」と「深さ」に、あなたはついてこられるか。

◆新人コンサルを「プロ」に育てるトレーニングを完全再現◆
本書では、「コンサル入社直後の1 年目に実施されるOJT」を再現していきます。
「検討プロセスの設計」から、「上司のフィードバックを含めた細かいやり取り」まで、
実際のOJTを可能な限り詳細に再現することを重視しています。
――本文より

◆たった4問で、思考は「もっと広く」「もっと深く」なる◆
そのため、本書では解説する問題数を非常に絞り込んでいます。
その問題数は「4 問」。
少ないと感じるかもしれませんが、
問題解決思考に必要な考え方やテクニックをカバーできる「珠玉の4問」を選定しました。
これらの問題に取り組む中で、考え方やテクニックをマスターすれば、
さまざまな問題解決に応用できる「汎用性の高い思考力」が身につくように工夫しています。
――本文より

◆コンサル教育10年のプロが選ぶ“本物”の4問◆
問題1.要因を広く洗い出す
問題2.施策を深掘りする
問題3.データの背景を読み解く
問題4.隠れた「本当の問い」を理解する

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Posted by ブクログ

ステップに従って丁寧に説明がされているが
イマイチ心に響かなかった。丁寧だが、バカ丁寧なため、むしろ説明の中核がぼやけてしまっている印象。

例えば最後のケーススタディ。
情報を限定してしまうことが、ケーススタディの検討のステップを阻害してしまうと思って、あえて抽象的な例を出していると思われるが、もっと限定した方が良いように感じた。
※この例だと「東京駅」におにぎり店を新規出店だと
東京駅の改札付近に出店、新幹線の駅付近に出店、駅ビル、駅近くのモールに出店によって、ターゲットと客単価売上は大きく変わる。この本でもその点は触れているが、シナリオが複数存在することになり、方法論としてもあまり記憶に残らない形になってしまっているように感じる。

シナリオの分岐が増えすぎないように企業規模、どのようなことに強みがあることを事前に調べて、新規出店の背景をヒアリングで確かめるのが自然だろう。
(ヒアリングがだめでもその企業がやってきたことがわかれば、安値軸、高級路線などは推測できる可能性が高い。原材料の調達は今までのシナジーを活かして、原材料費を少なくして利益を増やすということまでは絞れるだろう)

調べれば分かる前提を外したX社は実際に意味があるのだろうかという考えが浮かんでしまうのは、私がコンサルタント経験がないためか考えてしまう。

とはいえ、依頼の背景と自身のバックグランドから解を導き出す手法は参考になる。

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2025年09月28日

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