あらすじ
新米社会人の愛莉は、友人の結婚式の道中で困っていたところを助けてくれた警察官の堂に恋をする。偶然にもその後彼が地元の交番に異動になり、通勤中に挨拶を交わせる日々を楽しんでいた。しかし、とある出来事がきっかけで堂に誤解されて冷たい態度を取られ、更に堂には婚約者がいるという噂を聞いてしまう。初恋を忘れたくとも忘れられず悩む愛莉。そんなある日、互いの誤解が解けたことをきっかけに、堂が謝罪の上で告白してきて―― ※電子版は単行本をもとに編集しています
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Posted by ブクログ
新米社会人の愛莉は、偶然助けてもらったことをきっかけに、交番勤務の警察官・堂に淡い恋心を抱くようになる。挨拶を交わすだけの関係ながら、その時間が愛莉にとって大切な日常になっていたが、ある誤解をきっかけに堂の態度は一変。さらに彼には婚約者がいるという噂まで耳にしてしまい、想いを断ち切れずに悩む日々が続いていく。けれど、すれ違いが解けたことで、堂の本心と不器用な優しさが少しずつ見えてきて——。
警察官ヒーローらしい寡黙で塩対応な態度と、ヒロインにだけ向ける不器用な甘さのギャップが印象的なお話でした。堂は言葉が足りず誤解を招きやすいタイプですが、その分いざ想いを伝える場面では誠実さが伝わってきて好感が持てます。
ヒロインの愛莉も、初恋に戸惑いながらも一途で健気。誤解や噂に振り回されながらも、相手を想って距離を取ろうとする姿は応援したくなりました。ただ、全体的に展開は比較的穏やかで、溺愛や胸きゅん要素は控えめ。もう一歩踏み込んだ甘さや、堂の独占欲が見えるシーンがあれば、さらに好みだったかな、というのが正直な感想です。
とはいえ、警察官×一般女性の等身大な恋愛としては読みやすく、誤解が解けてからの安心感は心地よかったです。じれじれ系や塩対応ヒーローが好きな方にはおすすめできる一冊だと思います。