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Posted by ブクログ
エリート意識「ノブレス・オブリージュ(高貴なるものの義務)」は必要。そしてエリートとは、学歴、職位ではなく、「常に世界情勢に通じ、幅広い人脈を維持し、最先端の情報や知識を身につけていること。」そしてそのエリートである官僚は、エリートとしての誇りを持ち、エリートとしての責任を果たし(必ずしも能力、労力に見合うほどの報酬ではないかもしれない)、政治家は官僚をもっと「使って」ほしい。
筆者の考えは非常に勉強になる。
Posted by ブクログ
「省庁の中の省庁」と呼ばれる財務省の実態を紹介した本。
「ミスター円」と呼ばれた元大蔵官僚であった榊原英資さんが、官僚時代のエピソードを交えながら、財務省の組織や財務官僚の姿などを語っています。
国の歳入と歳出の両方をコントロールする財務省。それゆえに「省庁の中の省庁」と呼ばれ、政治をもコントロールしてきたと思われています。では、実際に財務省はどんな官庁なのか。財務省という官庁について紹介しています。
Posted by ブクログ
ミスター円の財務省解説本。「官僚」というと悪いイメージが先行してしまうが、彼らは紛れもないエリートであり、諸外国に比べ圧倒的に少数で国を動かしている。
「黒衣に徹するというのは、実は強い自信とプライドがあるからこそできることです。」これが官僚の美学であり、そうでなければ国、政治は回らないということ。また、悪者にされがちだけど、昔に出世した官僚はみんなワルだったというのも興味深い。ワルで回りにどう思われようが、自分の仕事を貫けるのが官僚力ということでしょうか。
政治主導とは何なのか、ただ官僚をたたくのは違うのではないか?と思った。