あらすじ
王家御用達商家の娘であるライゼリンは、自分の店をもつという夢のため、実家で手伝い経験を積んでいた。そんなある日、ライゼリンは顔なじみの王太子から国軍団長・ベルガード伯爵との結婚を打診される。女主人となって、傾いた伯爵家の財政を立て直してほしいというのだ。「もしできたら起業する際に後ろ盾になるし、後々離縁しても構わない」という王太子からの提案もありライゼリンは渋々同意する。こうして伯爵家に嫁いだライゼリンだったが、現状を見てびっくり。「救国の英雄」と称賛されるベルガードは出征してばかりで屋敷を顧みず、使用人たちはろくな食事もできていない有様。見かねたライゼリンは持参したドレスや装飾品を売ってお金を作り、まずは使用人たちの生活から整えることに。こうして使用人たちの信頼を得たライゼリンは、伯爵家の財政がひっ迫した原因を探るとともに、当主としての責務を果たさないベルガードと向き合おうとするが……。
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さくさく
展開が早くてサクサク読めました。
ヒロインの喜怒哀楽の豊かさと聡明さが良かったです。
ヒーローの気持ちを打ち明けてからの溺愛ぶりもよかった。
お互い気持ちを通じ合ってのラブラブ後の描写をもっと読みたかったです。
表紙イラストのイメージと合わないと感じたので、作中にイラストが含まれてなくてよかったです。
無能はダメだ
男尊女卑の世界で女性ながらも自分の名で商売したい商人の娘と、救国の英雄ながら自分の家を省みない伯爵が王命で結婚するのですが、当然そこには愛など存在しません。
前半は、領地を任せている男爵の汚職を進言されても聞く耳を持たず、使用人たちが給料や食事も削るような窮状にも関心を示さないヒーローに辟易しました。
ヒロインがその有能さと行動力で改善されますが、ヒーローの見せ場を作るためにヒロインの無謀な行動がせっかくの有能だった印象を打ち消しましたし・・・・・・
吊り橋効果で伯爵に恋心を抱いてからの行動もテンプレで、ちょっと期待外れでした。
商人として極めたいヒロインと、英雄と黙されるヒーロー。双方とも持ち味を活かしてもっと有能さや魅力を発揮してほしかったです。