あらすじ
「思想」なき安売りは疲弊するだけ。
お客様が喜ぶ、従業員が生き生きと働く。
その秘密のすべてがここにある!
▼「鳥貴族」ってどんなところ?
1985年創業。東大阪の9坪の店舗から。「村さ来」の社長の本をバイブルに“ヤング世代をつかむ”明るい店舗、ゆとりのある席、ボリュームあるメニューで展開。
店名の由来は「お客さまを貴族扱いする」。1986年に法人化。年に1店のペースで多店舗展開。2003年。道頓堀店が阪神優勝の波に乗ってブレイク。2004年、東京進出。2011年、名古屋進出。現在300店舗に迫る勢い。
▼なぜ「鳥貴族」は旨いのか
オシャレな焼き鳥店として大人気の「鳥貴族」。なぜこんなに人気が高いのか。それは、
・輸入鶏肉は使わない
・セントラルキッチン方式を導入せず、串打ちから焼きまで各店で行う
・明るい店で、若者、女性が気軽に入店できる
・すべて280円均一で、安くて旨い
で一度訪れたお客の心を捉えて離さないからだ。
▼長引く不況でも好調をキープ
長引く不況、東日本大震災などの影響で、他の均一居酒屋、外食店が震災で大苦戦している中、鳥貴族は好調をキープぶり。
そこにはサービス業に普遍の理念と方法がある。
25年間、鳥料理のみで展開し、創業からブレずに均一低価格を続けていることが強みだ。右肩下がりの時代にサービスで顧客の心をつかむ作法、社員もお客さんも満足できる店舗経営のあり方を創業者自らが語る。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大倉さんは語口が柔らかく、経営哲学がしっかりしている素晴らしい経営者だと思う。あえて単一の業態で勝負している会社だがなんとかコロナ禍を乗り切ってほしい。
Posted by ブクログ
全品280円均一という居酒屋鳥貴族。
最初はチェーン店ということで敬遠していたのですが、お店で一本一本串打ちされているということを聞いて興味をもつようになって、
それ以来安いとということもあり時々鳥貴族を使うようになりました。
280円なんですが、なかなか美味しいんですよね。
この本では
第一章で信念・価値観、
第二章で低価格で提供できる仕組み、
第三章で人づくり
そして第四章ではそれらを維持して店舗展開する秘訣について記されています。
飲食関連の事業をされている方はもちろん、
それ以外の業界の方でも応用出来る原理原則のようなことが書かれています。
ここに書かれていることだけが答えではないと思いますが、参考になるお話が満載でした。
鳥貴族の店員さんとこの本についてお話したら
本も280円にしたらよかったのに言われて
笑ってしまいました(笑)
Posted by ブクログ
マクロ経済的にはよろしくないかも知れませんが、一つの企業理念として芯が通っている点は共感できました。また、現在のように不確実性が更に増し、原材料が高騰化してる状態ではなかなか難しいという、飲食業の問題点も浮き彫りになりました。
Posted by ブクログ
焼き鳥も含めたメニューの全てを280円で提供し、1000店舗を目指す鳥貴族の理念と方針が社長の言葉で書かれており、なるほど、と頷くところの多い本。
簡単な言葉で書かれているので、読みやすかった。
そう言えば、最近『トリキ』に行ってないので、飲みに行きたくなりました(笑)