【感想・ネタバレ】国家なる幻影(上) わが政治への反回想のレビュー

あらすじ

昭和41年暮れのベトナム行きが、ことの始まりだった。政治への参加を決意し、2年後参院選全国区に出馬、300万票という未曾有の大量得票で当選。私というオデッセイは、政治なる魔の海への航海に旅立った。三島由紀夫氏からの公開状、田中角栄との対決、青嵐会の結成を経て、福田内閣で環境庁長官に就任──総裁選出馬を経て平成5年、自民党が下野するにいたるまでを追想する石原氏。その政治の世界で繰り広げられた情念のドラマを、圧倒的な筆力で描く回顧録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今をときめく、暴走老人石原慎太郎の政治家時代についてを記載。約10年前に書かれた作品だが、この時から既に尖閣諸島をはじめとする領土問題について危機感を抱いている。尖閣諸島購入発言も、彼なら言ってもおかしく無いな、と思った。日本の政治は微妙であることを作家であるだけあり、達筆に描く。10年前も今も、政治は微妙であるのはなんだか残念だ。

1
2012年12月12日

「ノンフィクション」ランキング