【感想・ネタバレ】きみが恋に溺れる 3巻のレビュー

高永ひなこ

[ブクログ · ★★★★★]

天然礼一郎に溺れまくって、あっぷあっぷする陣内。
礼一郎が社長令息ということで、お約束の障害である「恋人の見合い話問題」の登場です。
どうしても避けられないのが、家のこと。ありきたりなんだけど、避けて通れない大きな壁でもあり、♂×♂cpらしさがよく出る場面なので興味深い部分です。

お見合いを断りきれない礼一郎に焦れ焦れする陣内です。でも一方で彼の立場も理解していて、思い悩んでしまいます。
建前と本音のはざまで苦しむ陣内が暴走して、ハラハラさせられました。

でも、そこで礼一郎が驚きの行動に出るんです。
どんどん能動的になってるよ。愛は人をこんなにも強くするんですね～
健気でかわいくて、ほろっとさせられちゃいました。
礼一郎の変化にすごく感動しました。天然の勝利ですね。

鬼島がいろいろ傷ついてなけりゃいいなと心配するくらい、けっこうな扱いだったような。笑って流せるところが大人でよかったです。その上、礼一郎に塩を送ることができるカッコよさ！好感あがりました。

エロ的にもすごく萌えた！鬼畜な陣内もいいじゃありませんか。そのあとシュンとして反省しまくるヘタレだけどww
そのことを覚えていて、トライしてみようとした礼一郎にも萌え。陣内が思うほどイヤじゃなかったところが、まさに天然！
二人のイチャコラには煽られまくりでした。

描きおろしの「一緒に暮らそう」が、すごく好き。二人のいいところがてんこ盛りです。甘い、めちゃくちゃ甘い！キュンキュンしました。

[ブクログ · ★★★★★]

「店を移りたいんだ」からのくだりが…好きすぎて…そこだけで爆発しそう。

ラブラブなんだけど嫉妬と独占欲とかでぐるぐるしちゃって離れるとか言い出したり両親にカムアウトまでしちゃう２人が好きです。礼一郎ほんと最初から最後までド直球な子ですごいなっていうかもうすごいわ。尊敬だわ。っていう域です。陣内も負けないくらい、気持ちにはド直球だなと読み返して思いました今。
「お前の立場が許さないってこともあるんだってこと」…oh…ほんとどうしようもないからこそこわいことですね…
もうなんか大人だからとか礼一郎の立場とかがあるからな障害がたくさんあって、しかも全部解決できたわけじゃないけど、だからこそ恋にうわあー！！ってなってる大人２人（３人）を見るのがすごく…醍醐味というか…よかったです…。「きみが恋に溺れる」ってぴったりなタイトルだ…

して、きじまさんに「俺にしとけって」とかあんな顔で迫られたらぐらぐらくるってもんじゃないと思います…ほんと…。陣内のこと好きなんだなって…ここで私もようやくちゃんと思って…だから…きじまさんが報われる（と思う）乱れるがあってよかったなって思います。乱れる先に読んだけど。叫ばずにはいられない！！！！！！！！！！！！！！！！！きじまさん好きだーーー！！！！！！！！！！！！！！きじまさんも幸せになってくださいまじで。