【感想・ネタバレ】哀夫人 1のレビュー

浅倉達彦 / 花小路ゆみ

20数年前、現東洋百貨店社長・松嶋大造の妻・晴江が何者かに強姦された。松嶋の家を追われた晴江と、大造の後妻・由布子は、時を同じくして女児を出産。だが、晴江は娘の将来を案じ2人の嬰児を交換してしまう。晴江の娘・美沙と由布子の娘・愛――成長した2人の乙女が出会った時、過酷な運命の物語が幕を開ける。本巻では、真実を知った美沙が、松嶋家へ復讐するため東洋百貨店へ入社。アルバイトとして勤め始めた愛の教育係を任されるのだが……

[山口透析鉄 · ★★☆☆☆]

愛憎ドロドロの復讐劇

性被害にあい、妊娠して捨てられる先妻の娘と後妻の娘が絡む復讐をめぐる愛憎劇です。
産まれたばかりの赤ん坊時代に、火災報知器を鳴らして新生児を入れ替えています。これは使用人だった女性が手伝わされて、事実を知っているのは彼女だけです。
実父に対する復讐心に燃える主人公は勤務先でも密かに口淫サービス等をしたりでものしあがるつもりです。なので娘の婚約者を寝取るのも厭わないのですが、ちょっと題材が陳腐でした。試し読みでなければ読みませんでした。

＃ドロドロ ＃ダーク