あらすじ
どんどん怖さが増幅していくのに、続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止められません。
背筋が凍りながら、最後に辿り着いた真実に、驚愕必至…!
ホラーや、サスペンス、スリラーを、超越した壮絶な面白さでした!――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん
怪談、ホラーで私の中で最高傑作を読んでしまった。あなたも読んで恐怖におびえてください。――くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん
とんっっっでもなく怖かったです…。遠坂八重さんって何者ですか。――紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん
発売前から大反響!恐怖、震撼、激賞の嵐。
『死んだら永遠に休めます』で話題沸騰中の著者が「恐怖」を全力で描き切った、渾身の書き下ろしホラーミステリ。
五感を震わす戦慄から抜け出せなくなる。謎が深まる怒涛の展開に一気読み必至。〈br〉令徳大学文学部一年生の小佐野菜乃は、新歓合宿で同学年の蓬萊倫也、泉秋久と出会う。三人ともオカルト好きという共通点で意気投合し、『怪異研究会』を立ち上げることになった。しかし、その後蓬莱が音信不通になり行方がわからなくなってしまう。泉がXで見つけた動画には、夜の草叢に首を微妙に傾けてまっすぐ立つ、蓬莱によく似た男性が映っていた。その動画が撮影されたと思われる場所へ蓬莱を探しに行った二人は、禍々しい黒い靄をまとった無機物のような彼の姿を目撃する。一方、菜乃のもとに、十八年前に起きた凄惨な事件に関する差出人不明のメールが届く。そして、泉と菜乃の身にも異変が起こり始める……。
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Posted by ブクログ
最後の最後で変な声出た。ゾワっとする。
やばい片鱗は見えてたけど、頑張ってしまったか。
キコク様の適用は倫也さんでものぞみさんでも蓬萊家は大変な事になっただろうな。
もしのぞみさんに適用されてたら倫也さんの暴力で家庭崩壊。
泉君無事で良かった。最後の方でしれっと出てたからスルーしかけた。
倫子さんが小佐野さんの家を訪ねてきた時、助けてくれたのはキコク様ですかね。
でもキコク様が助けてくれた理由が分からない。
藤石教授が良かった。
小佐野さんにとって敵か味方か分からなくなる時があったけど良かった。
匿名
大学の友人が失踪した事から事件に巻き込まれて行くストーリー。
主人公が明るい性格で、怖い展開もあるが、そこまで悪い雰囲気にならないので読みやすく感じました。でも岩窟のところや、最後のシーンなんかはゾクゾクと鳥肌が立つ良作です。
終わったかと思わせてもうひと展開あり、結末がはっきりしていなく、余韻があるので好みは分かれるのかな。私は大好きです。
Posted by ブクログ
ひぃー、こわ。
祓うことも鎮めることもできないやつ。誰か他に依存相手を見つける以外にないけど、それも難易度高いな。
悪意も呪いもないんじゃ、教授にもどうにもできないよね。
主人公は、好奇心は強いが霊感はなく、学生らしいユルさ満載なので、それが途中までは安心感あったんだけど。
Posted by ブクログ
怖かった〜昼間に読んでて良かった〜。ケーキの中に血のついた絆創膏が入ってるのは、トラウマ級。途中から教授のこと疑ってたけど、学生思いのいい人だった。そして、蓬莱が暴力してたのは、のぞみの嘘かと思ったけど、p327で全部自分が悪かったって書いてるから、本当ってことなのか?全てのぞみが仕組んだことだったら良かったにー(蓬莱のこと信じたい派です)。それにしても、閉じ込められるのは辛い辛い。
Posted by ブクログ
小佐野菜乃は大学で知り合った蓬莱倫也、泉秋久
と怪異研究会を立ち上げた。しかし、その数ヶ月後蓬莱と連絡がつかなくなり、泉が奇妙な姿で立ち尽くす蓬莱に似た男性が映った動画を見つける。動画が撮影されたと思われる場所へ行くと、様子のおかしな蓬莱を連れた母親と思しき中年女性と遭遇する。泉や菜乃の周りでも不可解な現象が起き、霊感が強いと言う大学の藤石教授に相談することに…。
同級生が音信不通になったので家に訪ねて行ったところ、不可解な出来事に遭遇してしまう女子大生の話。タイトルの廃集落やY家が元凶かと思わせて…。生きてる人間のが怖いという話。
Posted by ブクログ
★★★☆☆星3【背中がゾクゾクするホラー】気持ち悪い表現以外の文章はとても読みやすかったです。廃集落のY家に関わる怪異の謎を解いていくストーリーと思わせて、実はそれは■■だった。木棺に閉じ込められた時、ページをめくる前から不穏な気配を感じました。そして、ひゃーーーーー!!
この本、読み終わるタイミングで■が■■■■して、■■がして■■が良くありません。皆さん■■には気をつけて下さい。
Posted by ブクログ
令徳大学文学部1年の小佐野菜乃、理工学部1年の蓬莱倫也、文学部1年の泉秋久は、せっかくオカルト同好会に入ったのに、オカルトと関係ない活動ばかりでヘキヘキして、自ら「怪異研究会」をつくった。
都市伝説やらオカルト話やらを調査する活動をしていたが、ある時から蓬莱が調子悪そうにしていた。
そして、ある動画が回ってきた。いつもオカルト動画を見ているのておすすめにもその手がながれてくるが、その動画は、首をほどかしげてぼーっと立つ蓬莱らしい男。
それから蓬莱と連絡がつかない。
霊感のある泉と、まったく霊感のない小佐野は、蓬莱がなぜそうなったのか調べることに。
民俗学N論の教授、藤吉教授に助けてもらいながら真相に迫ろうとする。
蓬莱の家に行ったら(実家暮らし)家は埃が溜まってて、ぐちゃぐちやて元々綺麗そうだった母もみなりなど気に来ていない様子。蓬莱も部屋にいた。ぼーっとして正気がない。取り憑かれたというよりは、純粋で菩薩的なものを感じる。どうやったら蓬莱は戻るのか?
そして,蓬莱には妹がいて、妹も引きこもりだという。だが、彼のために妹と小佐野がメールのやり取りで様子をうかがう。
「お兄ちゃんがあんなふうになって,お母さんもおかしくなった。助けて」
霊感のある泉は、その後変異がおきて病院へ。
小佐野は、お茶を咳き込んで出すと,お札が喉から出てきた。でもそれは泉ほどじゃなかった。
どうやら,一連のことには廃集落のY家の霊が関係している?そこはyou tuberがいったり、肝試しに訪れたりする人がいるらしい。
ネットの情報では、
この近くのN峠で大学生カップルが喧嘩して、男が彼女を崖から落としその後よろめいて男もちょうどきた軽トラに轢き殺されてしまった。
運転手は留置所で死亡。
男の両親も自殺。
それらの呪いなのか。
もう一つ伝わる話では
この辺りは水害が多く,多数の死者がでて集団転移が行われた。Y家もその一つ。
だが、Y家では集団転移の前日に父親が息子の頭をナタで刺して殺し、妻と共に首吊り自ら殺をしたという。
you tubeでもその場所の畳はどす黒く変色している。
などなど、不気味な話しがわんさか出てくる。
何がどーゆう呪い?なのか?
そして,蓬莱はどうしてしまったのか?
ラストは意外な事がいっぱいあって、えぇ!そういうオチ?!って思うことしばしば。
藤吉先生が頼り甲斐ありすぎるけど、頼れすぎてだんだんこの人もおかしいのか?って思っちゃう、
途中,めっちゃ怖い。やばい。
Posted by ブクログ
主人公は女子大生。
オカルト好きで同じ趣味の元集まった2人 蓬莱 泉
と研究会を作る。
色々な噂を検証する中快活な青年蓬莱が行方不明に。
河岸で佇む蓬莱の動画をみた2人は実家に向かうが魂の抜けたような姿になっていた。
Y家の無理人中、峠の学生殺人事件、事故。
全てはある集落の呪いキコク様「カラタチ」にまつわる、、
途中読みにくかったけど最後の展開は面白い!
閉じ込める理由も人間的恐怖だし、閉じ込められる側の恐怖も。
Posted by ブクログ
本屋で見かけてパケ買い。
途中までのゾクゾク感は非常に良かった。
(河原に佇む男の動画あたり)
すこしネタバレ含むので、隙間空けときます。
調査が進むにつれてトーンダウンしていきました。呪いが原因であったが怪異だったらもっと良かったかも。