あらすじ
次期総理が確実な大物政治家・鏑木の醜聞を暴き、地方へ飛ばされた元大手新聞記者の藤中太郎。ジャーナリストの使命感に燃えた藤中は零細新聞社に再就職し、生命の危険を冒しながら政財癒着の金脈構造に果敢なメスを入れ、度重なる妨害をはね返しつつ巨悪の核心に迫る。ジャーナリズムの社会的責任を鋭く問う傑作長編ミステリ。
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Posted by ブクログ
鏑木国土交通大臣の不正を正そうとした毎読新聞記者の藤中太郎は、上層部の圧力で地方に飛ばされそうになる。辞表を提出したあと、上司水谷から、鏑木大臣の地元福原市の社員1名の福原新報社への転職をすすめられる。そこから、鏑木大臣にからんだ福原市全体の悪に立ち向かってゆく藤中記者の活躍だが、まとまりすぎていて、すこしスリルに欠ける感がした。