【感想・ネタバレ】未来を見通すビジネス教養 日本のすごい先端科学技術のレビュー

あらすじ

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▶テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信」でおなじみ、橋本幸治氏の初著書!
▶「橋本幸治の理系通信」のYouTube配信では600万回再生の動画もあるほど、話題!
▶本書は、未来を変えうる「日本」の「最先端」「科学技術」を20紹介しています。
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未来をガラッと変える先端科学技術を知っていますか?

テクノロジーが予想もしない業界再編を起こした例はこれまで数多くあります。
今、話題の生成AIのように。

そんな世界の常識を変えてしまうような研究が、
この日本で目覚ましい成果をあげています。
本書はその最先端をのぞいてみる入門書です。
文理、年齢問わず、読み進められるようにこだわっています。

著者の橋本幸治氏は、テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信」でおなじみ。
「超わかりやす理系オタク」という愛称があるほど親しまれ、同配信動画は大人気です。

「先端科学20」を紹介するほか、「日本の科学技術の見方」もわかるようになります。

読み進めていると
「こんなすごいこと、なんでもっと話題になってないの?」
と思うかもしれません。

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Posted by ブクログ

1ページは38文字13行で、適度に写真やイラストがあり、2色刷りなので読みやすい。
文字の密度が、43文字20行の小説の6割ほどなので、空白も多くスッキリしている。

著者はテレビ東京の人で、現在はテレ東biz編集部に所属している。
本書が初の書籍だそうだが、とても分かり易かった。
(映画監督ではない方の)橋本幸治という名前は覚えておこう。

この本で紹介された科学技術から製品化された商品があった。
それは、花王の「ビオレザボディ ととのい肌」で、良さそうなので購入し使い始めている。
効果についてはまだ分からないが、しっとり感とツヤツヤ感が残る。

近年よく話題に上がる量子コンピュータも取り上げられていた。
日本では、OptQCというスタートアップ企業が2026年4月に"光"量子コンピュータの商用利用を開始する。
これが本当に使えるものに育てば、日本は世界をリードできる。

日本は決して科学技術力が世界に劣っているわけではないので、政府の成長戦略としてこのような技術力を掘り起こして欲しい。

今や「生成AIの有意義な使い方」のノウハウが重要になるほどAI研究はかなり成熟してきている。
日本でもAI活用のトップを走る松尾研はとっくに国からの研究費を断り、商業ベースに移行して産業界との連携を強めている。
だがAI活用のために使用されるコンピュータにかかる費用(特に電力量)は莫大なものとなっている。
光量子コンピュータが実用化できれば、コスト削減の恩恵は抜群なので大いに期待したい。

真山仁さんの「タングル」という作品が、光量子コンピュータを巡る物語で、OptQCを立ち上げた古澤明さんをモデルにしているそうだ。
光量子コンピュータに対する取り組み方や、世間での注目度が分かるかもしれないので読んでみようかと思う。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

 著者はテレビ東京の方で、テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信」シリーズを担当されているそうです。私はYouTubeで抜粋版か何かを見たことがあるような気がします。
 本書では、様々な科学技術、特に日本の先端科学技術に焦点を当てて紹介されています。興味深く読み進めることができました。個人的には素材そのものに興味がありますが、やはり素材を活用して、あるいは開発して、いかに社会課題の解決につながるような実用性の高いものをつくりだすところまでいけるかが科学技術の役割と感じます。
・ペロブスカイト太陽電池
・プログラミング学習、AtCoder
・水素航空機
・ナノダイヤモンド→CO2を分解、ダイセルで実証実験(2030年開始)

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

日本の科学技術の質が落ちていると言われなからも 今年も 「生理、医学」と「化学」部門で 二つのノーベル賞に輝やいた。しかしお二人とも74歳。これは昔の栄光なのか。

この本によると 近年は 資金の制約、研究環境の悪化、不安定なキャリアパス、論文の質のシェアの低下などなど 影の部分が多いようだ。

かし この本では ワクワクするような日本の最新の科学技術を20紹介されています。
まだまだ実用化されるには問題点も多々あるようだが、夢のような科学技術だ。

日本人としての誇らしさと、何とか経済的に成り立って成功して欲しい願うばかりです。

科学者って素晴らしい人達だなと改めて思う。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

日本発の様々な先端科学技術を紹介する本。

* 水滴を浮かせる装置
* 超高精度の時計
* 原子を一層だけ貼り付ける技術
* 常温でアンモニアを作り出す実験

などなど…。

それだけ聞くと「ん?だから何?」って思ってしまうが、この本はちゃんと「この技術が実現したら、こんなにすごいことが起きる」ということまで解説してくれる。

おかげで科学の魅力を十分に味わえる。
最後までワクワクしっぱなしだった。

世の中には自分には想像も出来ないような事ってたくさんあるんだな、と感動した。
読むと未来が楽しみになります。面白かったです。

科学ってすごい!日本ってすごい!!

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2025年10月09日

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