【感想・ネタバレ】トリストラム・シャンディ 上のレビュー

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Posted by ブクログ

再読。いつ読んでもひどいw(誉めてます)
主人公=語り手が、自分の生涯と意見を述べる本。

冒頭(序文ではない)は、主人公を両親が「しこむ」場面。生涯ってそこから!?と言いたくなるが、話は脱線に次ぐ脱線、主人公は一向に生まれてこない…

下ネタ嫌いにはお勧めできないかも。あとちょっと長くて、途中で飽きちゃうかも。

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2013年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地震の後に、死ぬまでに読んでおきたい本に手をつけたいと思って読み始めた。
世紀の奇書として有名だったので身構えてたら抱腹絶倒。
セルバンテスに影響を受けてるのも納得、『ドン・キホーテ』に近いおもしろさだった。
脱線に継ぐ脱線、手法の新しさ(白紙、なぜかストーリーを線で表すなど)は当然ながら現代では驚くほどではなかったけど、時代を思えばとんでもない奇才だということがわかる。
あと、これだけ引っ張って、あの中絶っぷりも最後に笑ってしまった。
スターンは病死して途絶したから笑うことではないけど、作品としてはものすごいオチだと思った。

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2011年07月10日

Posted by ブクログ

18世紀中旬、アイルランド出身の田舎牧師が突如出版したパロディ小説。あらすじとしては紳士トリストラムの自伝的小説となるのだが、それを彼が受精される所から始めるという無茶っぷり。その後も話は進むかと思えば脱線を繰り返し、上巻の終盤、全9巻中3巻に入ってやっと誕生するという有様。他にも真っ黒に塗りつぶされただけの頁やポロックばりの墨流し模様の頁、3巻で突如自序が挿入されたりと突っ込み所は数知れず。これは本文にある「読書の生命、真髄は、脱線です」の言葉通り、私を語れば語る程解体されていくメタ私小説なのだろう。

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2013年05月01日

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