あらすじ
体型の変化や、検診結果が気になる50代。美容と健康のためにとダイエットを意識する人は少なくない。ところが、この中年期のダイエット次第で、50代、そしてその後の60代70代が、見た目も体も若返る人と、老けてしまう人に大きく分かれてしまう。その違いはなんなのか。ダイエットの専門医であり、アンチエイジングにも造詣が深い著者が、5年後10年後の「老け」を加速する、中年期のダイエットの意外な落とし穴を言及。反対に若返りを手に入れられる独自のダイエット方法を伝授する。
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Posted by ブクログ
この手の本を読んでいていつも思うのは、何事も極端はいけないということ。
あと山ほど色んな説はあるが、無理せず緩やかに続けられることが1番効果ありそうかなと。なんでも習慣化できたら絶大な効果は出そう。
Posted by ブクログ
私たちがストレスフルな状態にあるとき、自律神経は交感神経が優位になっています。これを解するお手軽な方法が、実は何かを食べること。私たちの脳と体は、食事をすることで副交感神経が優位になってリラックスできるようにできています。心が不安定になると甘い物を無性に食べたくなったり、嫌なことがあったときにやけ食いしたりするのは、そのためです。
健康的とされる体脂肪率の目安は、男性10~19%、女性20~29%で、それ以上は肥満に分類されます。
できれば、体脂肪率も表示される体重計を買って、体脂肪率に注目し、まずは1か
月で1%減を目指しましょう。
老けずに健康的にやせるためには、野菜をたっぷり食べることはやはり重要です。
どの野菜にもそれぞれ良い点はあるのですが、特におすすめなのは、キャベツです。
キャベツには、悪玉といわれるLDLコレステロールを減らす効果や、脂質や糖質を代謝する効果があり、脂肪肝や動脈硬化を予防するイノシトールという成分も含んでいます。
ぜひ冷蔵庫の常備品にして毎日食べてほしいのが、キムチです。
キムチは植物性発酵食品の代表で、かつ、血糖値の急上昇を抑え、便秘の予防・解にも役立つ食物繊維も豊富に含んでいます
ダイエットで甘い物を減らしていくとき、口さみしくなったら、高カカオチョコを1かけ食べて、気持ちを落ち着かせてください。
そして、高カカオチョコの素晴らしいところは、抗酸化作用が高いポリフェノールと食物繊維がたっぷり含まれていること。
ポリフェノールは血管の老化などを予防してくれるので、老けずにやせたい人にはもってこいの有効成分です。食物繊維は血糖値の急上昇を防ぎ、腸内環境の改善に役立ちます。
特に、食前の15~30分ほど前に1かけ食べておくと、食事による血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるので効果的です。
オメガ3は、肌のバリア機能を改善し、敏感肌や乾燥肌を防ぎます。アマニ油を12週間とり続けたところ、皮膚の状態が良くなったという研究報告もあります。
その上、脳を活性化し、記憶力が向上したという結果も知られています。50代になると気になりはじめる認知症の予防にもなる、重要な油といえるでしょう。
ミートファーストを実践するときは、最初に肉を食べ、次に野菜、最後にごはんを食べることが大切です。肉の次に野菜を食べることで腸内環境が整い、肉の消化吸収を助けます。
DASH食の基本は、ざっくり言うと、塩分の排出を促す、カリウム、カルシウム、マグネシウムの3つのミネラルと食物繊維をたっぷりとって、高血圧を招く体に悪い油の摂取を減らす、というものです。
より具体的に言うと、加工食品、全脂肪乳製品(乳脂肪分が3・5%以上含まれる乳製品)、酸化した油、脂肪の多い肉を極力減らし、野菜、海薬、無脂肪乳製品、大豆製品、赤身の肉、青魚などの量を増やす食事法です。
最近推奨されているのは、1日8000歩を目指し、そのうち20分は早歩きをしましょう、というもの。この習慣がある人は、メタボリックシンドロームや動脈硬化とは無縁で、脳卒中やがんといった病気にもかかりにくいとされています。
おすすめは横向きで、それも右向きです。少しひざを曲げて、抱き枕などを使ってみるのもよいでしょう。この体勢は、胎児の体勢といわれており、姿勢が安定し、気持ちも落ち着いて眠りにつきやすいといわれています。
甘い物を食べる以外にセロトニンの分泌を促す、とてもお手軽な習慣を紹介しておきましょう。
それは、ガムを噛むこと。1回20分以上、一定のリズムを保ち続けながらガムを噛んでいるとセロトニンが分泌されます。