あらすじ
マウント攻撃も、心ない一言も、
反応しない、気にしない。
そして絶対、人と比べない――。
禅僧は実は、メンタル強め!
「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた
ベストセラー禅僧が今こそ伝えたい、
雑音や雑念を華麗に跳ねのける、
「凛々しい生き方」のすすめ。
人に嫌われるのが怖くて、つい「いい顔」をしてしまう。
人からかけられた、無神経な一言が忘れられない。
誰かと自分を比べる癖がやめられず、いつも焦っている。
常に後悔や不安が頭を占めている……。
「生きるのって、どうしてこんなにも
ストレスフルなんだろう」と、
嘆きたくなることはありませんか?
そんなあなたを救うのが、
この本でお伝えしたい「禅メンタル」です。
禅は、「人と比較すること」を
最も無意味で愚かなこととしています。
そしてまた、外野に惑わされず、
「いちいち反応しない」「取り合わない」という姿勢を
徹底するものです。
そう、禅僧たちは皆、「メンタル強め」なのです。
こんなタフな精神力を身につけることができれば、
生きるのはぐっと楽になっていくでしょう。
起きた出来事に過剰反応せず、さっと流すか、
それとも「悩み」にまで発展させるかは、すべて自分次第です。
取るに足らないものは自分の世界に取り込まない
という姿勢を貫けば、
いちいち心乱されることなく、
淡々と自分の人生に集中することができます。
それこそ、あなたが日々行う「密やかな悟り」であり、
「凛として生きる」ということなのでしょう。
禅の教えの一つに、
「人生の主人公は自分」というものがあります。
人生の主人公は、ほかの誰でもなくあなただけ。
自分以外の誰かに、その座を明け渡してはいけません。
そのためには、誰かに嫌われてもいいし、
人の期待に応えなくてもよいのです。
主人公として人生を生きるための心得を、
禅の言葉とともに学ぶ、至高の一冊です。
【構成】
第1章 雑音は聞き流し、「私の人生」を堂々と生きる
――凛とした人は「反応しない強さ」を持っている
第2章 振り回されない人間関係
――感じよく、でも毅然(きぜん)と人と付き合うコツ
第3章 所作を整えると、心が整う
――美しい身のこなしが、「動じない精神」につながる
第4章 プライドを持って仕事する
――結果を出すのは、「今、すべきこと」に集中できる人
第5章 憂う心を振りほどく
――まるで仏様を信じるように、明るい未来を信じてみる
【内容一例】
・「いい人」でいたいと願うほどに、「都合のいい人」になっていく(無縄自縛)
・人と比べて一喜一憂する。そんな生き方に夢はありますか?(宇宙無双日 乾坤只一人)
・徹底した「没入力」を持つ(一行三昧)
・「縁」を慈しむ人はすさまない(我逢人)
・不快な言動には取り合わなければ、起きていないも同然(壺中日月長)
・怒りを鎮めるスキルは、一生ものの財産(非思量)
・禅僧の振る舞いを日常生活に取り入れてみる(行住坐臥)
・掃除はまるで坐禅。無心で取り組み、心のチリも払う(一掃除、二信心)
・心にまで栄養が行き渡る、「禅的な食生活」の心得(而今)
・あなたのその仕事は、「誰かに勝つための仕事」ですか?(喜捨)
・結果を焦らないメンタルを持てるのは、大切な能力(結果自然成)
・結界を張るつもりで、自分の時間を毅然と守る(喫茶喫飯)
・走り続けるために、「頑張りすぎない」勇気を持つ(且座喫茶)
・ストイックさと柔らかさを、自分の中に併せ持つ(青山元不動 白雲自去来)
・天才をも超える、「続けること」の威力(少水常流如穿石)
・どんな状況のなかでも、自分への誇りを見失わない(真玉泥中異)
・本をたくさん読んで、素敵な言葉をストックする(帰家穏坐)
・何があっても、明るい未来を信じ続ける(大道通長安)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今の自分に1番必要な本だった。本当に救いになった。無宗教でスピリチュアルなことに関心はないが、禅にはとても興味を持った。自分の考え方を改める機会になった。・自分の人生の主人公は自分。→分かっているようで落ちている時ほどできていない。・もっと気楽に、鈍感に生きる。→真面目に考えても解決できないこともある。そんな時は肩の力を抜いてみる。・外部の評価にとらわれなくなると、生きるのは驚くほど楽になる。→人の目を気にしない。勝手に自分への期待を作らない。・自分で自分を認めてるからこそ、他者を褒める余裕も生まれる。→余裕がないと周りに優しくなれない。・心配ごとに心が引っ張られたらなんとかなると唱える。→声に出す。・すべてのものにご縁がある。起こった出来事には意味がある。→無意味なことなんて何もない。・姿勢を整えるということは、生き方を整えるということ。凛と生きるということは、心の背筋を伸ばすこと。→身体と心は繋がっている。まずは行動から変えていこう。・本当に強い人は曖昧な状態を受容できる人。平安というものは曖昧さの中にこそ息づくもの。→白黒付けなくていい。曖昧さを残すことも大事。・心がざわついているときこそ、所作を整えることで、自然と精神の乱れが凪いでいく。姿勢が今の私をかたちづくる。意識をして背筋を伸ばす。→落ち込んでいる時こそ姿勢に気をつける。・結果自然成(けっかじねんになる)何かを目指すのではなく、目の前のことに地道に取り組む。成果は自ずと生まれてくる。結果が出なくても焦る必要はない。一つひとつの結果に固執する意識を持たない。→焦らない。目に見える結果がほしいがそんなに上手く繋がりはしない。ただ無駄なことは何一つない。焦らない。何からでも得られるものはある。・感謝の気持ちを忘れない。感謝とは絶対的に良質なエネルギーを持つ感情。感謝の習慣を持つ人の心は、折れにくい。→忘れないように常に意識する。・凛とした生き方の内訳は自分はのプライド。→自分に恥じないように生きることが大切。その行動は自分の信念に照らし合わせてどうか?・絶対に自分を嫌わない。→自分の味方になる。・とらえ方一つで、人生の定義はいくらでも変わる。→今上手くいっていない状況。だからこそここを抜け出すと大きく成長できる。・大道通長安(だいどうちょうあんにつうず)どの道を選んでも人は幸せになるようにできている。→だから今歩いている道の先もきっと幸せ。
Posted by ブクログ
「他人の言葉に振り回されず、自分は自分だと凜とした気持ちで生きる」
理屈では分かってはいるが、実生活ではなかなかむつかしい場面に遭遇する。
気持ちが行き詰まったり塞ぎ込んだときに時々読み返したい。
・雑音は聞き流し、私の人生を堂々と生きる
・振り回されない人間関係
・所作を整えると、心が整う
・プライドを持って仕事する
・憂う心を振りほどく
の5章構成。
中でも「所作を整える」の項目に心惹かれた。
・背筋を伸ばす
・呼吸を意識する
・全ての行動を丁寧にする
・丁寧な掃除を習慣化する
・食を大切にする
・部屋に花を飾る
・丁寧に生きることを意識して心を整える
の7点を心がけて暮らそう。