【感想・ネタバレ】シークと結ぶ初恋のレビュー

あらすじ

「ジュリア、きみを送らせてくれ」カデンが車から降りてきて、ジュリアに声をかける。パーティ会場から出たとたん雷雨に見舞われ、彼女はずぶ濡れだった。黒塗りの車へと連れていくカデンに、ジュリアはおとなしく従った。彼はアラビア半島にあるブルクワット国の首長で、ジュリアが勤める財団に多額の資金援助が期待される重要人物。そして12年前のひと夏、恋人同士だった、わたしの初恋の人……。思いがけない再会に、パーティの席で気づいた様子は見せなかったのに、彼は覚えていてくれたのだ! ジュリアの中に熱い興奮がよみがえる。たとえあれが、彼から一方的に別れを告げられた悲しい恋だったとしても。■砂漠の国で繰り広げられる、灼熱のロマンスで人気のA・グリーン。彼女がシークの初恋と再会のドラマを、息もつかせぬ濃密な筆致で生き生きと描き切りました。8月20日刊の『アラビアンナイトの夢』の関連作でもある本作を、どうぞお見逃しなく。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。

とはいえ、読みながら、
ー何で、ここまですれ違いがあるかなぁ?
と、もどかしさと少し二人の関係そのものに現実離れを感じたのも確かである。
だが、人生というか人の縁とは、案外このようなものかもしれない。
かなり以前、知人が
ー人の縁は眼に見えない細い細い糸で縦横無尽につながっていて、まるでメロンの皮の網目のようだ。
と、面白いたとえ話をしたことがある。
だとすれば、この物語のカップルたちのいささか焦れったい誤解とすれ違いの連続も、あり得る話なのかもしれない。

0
2025年11月17日

「ハーレクイン・ロマンス小説」ランキング