あらすじ
「おみくじで大吉が出ても、あとは運気が下がるだけ。それよりも“どん底”の凶のほうが、バラ色の人生が待っている!」おみくじの読み解き方から、鐘の鳴らし方、お賽銭の額や入れ方、祈祷の受け方、お礼参りの仕方といった参拝マナーまで、徹底的に「ご利益」を得るための神社仏閣のお参りの仕方を紹介。また巻末付録に、伝説の元三大師の伝説のおみくじを、現代語訳にして、今も使えるように100点掲載する!
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Posted by ブクログ
参拝方法などいつも曖昧で、正しいやり方をもっと早く知れば良かったと反省しています。
神道の歴史が一緒に学べるのと
神職や宮司の方が一つ一つ解説していて、
宗派によってやり方が変わるのも面白いなと思いました。
今後、神社仏閣に行く際に作法、境内の雰囲気や周りの景色を意識したいものです。
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皆さんは「一番大吉」を持っているだろうか。
私は持っている。この本を読むまでは、とても幸運なもので、このおみくじをもっていることに誇りに近いものを抱いていた。
が、しかし「一番大吉」の隠された真実」を知り、ショックを受けた。
この本には、そのような自分が思っていた神社や寺院の決まりを覆すようなことが書かれている。おみくじ、参拝方法、お賽銭、お守りなどの秘密を絵を交えながら作者がわかりやすく追求していく。
ぜひぜひ手に取ってみてあなたの考えてたことと比べてみてはどうだろうか。新しい発見や、自分のまちがいにきっと出会えるだろう。
Posted by ブクログ
「神さまが嫌う最悪参拝 仏さまが喜ぶ最良参拝」というタイトルを見たとき、参拝する作法が分かる本なのだと思った。
しかし内容はおみくじが中心になっており、おみくじの吉凶やひき方が分かる本となっている。
おみくじのひき方は今まで考えたこともなかったので、興味をひかれた。
少しでもおみくじについて知りたいなと思った方におすすめしたい本である。
Posted by ブクログ
日本に生きていれば年に何度か、誰しもが回数こそ多かれ少なかれ、神社仏閣に参拝する機会があるだろう。初詣で、観光で、法事で、祭事で……年中行事の日程を思い返してみれば、少なくとも年に一度は参るのではないだろうが。ここで、あなたが神社・寺社の門前に立った時のことを想像してみてほしい。
神や仏に自分や家族についての頼みごとがあって、敬虔な気持ちで『正しく』参拝しようという気構えでやってきたあなたは神社仏閣の入り口ではたと立ち止まって考える。山門・鳥居をくぐろうとして神社の手水舎では、どこからどこまで漱げばよいのか?そもそも何のために漱ぐのか?賽銭はいくら払うのが正しいのか?なぜ、おみくじは持ち帰らずに結んで帰るのか?寺社の山門の敷居を踏んではいけないと窘められるのはなぜか?寺社で柏手を打つべきか否か?もしこれらに決まり事があったとして、正しく振る舞うことができなければ自分の願いは聞きとげられないのではないか……?
本書は上記の、多くの人がしばしば抱くであろう疑問について、微に入り細を穿って著者自身の見識や神社・寺社関係者の証言を基にした解説が記されている。参拝の基本的なマナーのみならず、神社仏閣とその参拝にまつわる『都市伝説』や豆知識も文中にふんだんに散りばめられており、何度でも「へえ、そうだったのか!」と膝を打つ機会に恵まれることは確かだろう。
少し残念なことは、タイトルに『最悪』『最良』という少々大仰な言葉が使われていることだろうか。著者はおそらく本書で読者に、神や仏に敬意を持つこと、またそのご利益・功徳を正しい形で自分に反映させ自らを見つめ直す機会を持ってほしいという思いを持っていて、読者が神仏とより距離を縮めるための詳細な解説を記したのだろう。一読すれば、神仏やまた神社仏閣で働く神職・僧侶がそう簡単に参拝様式に『最悪』などとけちをつけることがあるはずがないということが納得できるだろう。
いつ来るかわからない、次回の参拝のために本書を『予習』として一読しておくことが、より神仏の加護を受けること(またその実感)に繋がるかもしれない。
Posted by ブクログ
初詣や小旅行にピッタリの一冊。
最近の旅行雑誌を見ると必ずと言っていいほど特集されている「パワースポット」。
そのほとんどが神社や仏閣だと思うのですが、そこに行ったらほとんどの人がひくと思われる「おみくじ」について、初心者にも分かりやすい文体で書かれています。
おみくじの凶は悪いものじゃないんだよ、というのがこの本の一番のメッセージなのではないでしょうか。
ブログやSNSで言われている「デマ」に近いような個人の感想に流されては駄目ですよ!
また、行く時に注意したい参拝の方法も載っていて、これを読めば、神社仏閣巡りの基本的なことはマスターできるでしょう。お賽銭は投げつけるものではありませんのであしからず。
一緒に旅行に行く人に、この本のちょっとした小ネタ・豆知識を披露して一目置かれること間違いなし。久しぶりに友人や家族を誘って出かけてみませんか。
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「神さまが嫌う最悪参拝 仏さまが喜ぶ最良参拝」
大学の教授の著書だったので、この本を読むきっかけになった。
作品タイトルにもあるように寺社の参拝の、作法やご利益について書いてある本である。だが、それだけではなく"おみくじ"について、木に括りつけたり何度も引き直したりと、現代の多くの人に浸透してしまった行為についての見解も記されていて面白かった。
普段なんとなくで済ましている寺社参拝も、この本を読めばその何倍も楽しめるであろう。元三大師御籤の由来や、その現代語訳も載っていたのがよかった。
子見出しが多くついて読みやすい上に、参拝作法やおみくじについて詳しく知ることができる一冊だと思う。
Posted by ブクログ
「神さまが嫌う最悪参拝
仏さまが喜ぶ最良参拝」
この印象的なタイトルに私はまず衝撃を受けた。本の中身も、これまで私達がなんとなーく知っていた神社仏閣での礼儀作法について、「これって見直した方がいいかも?」と思わせる内容が沢山詰まっている。
「実は一番コワイ大吉」
「末吉こそ最大幸運のしるし」
「凶も吉に転ずる」
「1円でも、問題なし!」
こういったような本書の見出しに、ちょっとでも「面白そう」と感じた方は一読してみる価値あり。
また本書の最後には、元三大師御籤第一番~第百番全ての漢詩と、アドバイスなどの現代語訳付きがそれぞれ載せられている。お正月などに漢詩のあるおみくじを引いてみても、漢詩についてよく意味が分からなかった、という人もぜひ読んでみてほしい。
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神社仏閣での参拝方法やルール、おみくじの読み解き方から、神様、仏様の存在をより身近に感じることができるようになる一冊。
今まで「これが神社仏閣を訪れたときの作法だ!」と理由はわからないけどなんとなく行ってきた手水舎や二拝二拍手一拝などの作法について、なぜこのことをするのか、どんな意味があるのか分かりやすく説明がされた上で正しい方法が書かれている。
本書は正しい参拝方法や、実際神職や住職がしている作法について書かれているが、その全てを完璧に行わなければならないと強制をしているわけではない。正しい参拝方法を知り、それらのことに気をつけることは大事であるが、正しい参拝について考え、行動する中で、自分自身が参拝時に神様仏様の存在を感じ、より丁寧に向き合うことが一番大事であるのだと感じさせてくれる一冊である。
また、基本作法だけではなく御朱印や写経などを含んだ上級者の「大人参拝」の作法や、神社仏閣やおみくじに関する歴史やエピソードも書かれているので、歴史好き、神社仏閣好きの方にもおすすめである。
Posted by ブクログ
なんとなく知ったつもりで曖昧にしてきたようなことや素朴な疑問に対して、とても親切な解説がされている。
特に自分が惹かれたのは、絵馬を書く際の心構えについての内容だ。絵馬は一方的に願いを書くものではない。その願いを叶えるためにどんなことをすればよいのか考え、神様の前で宣誓するくらいの心構えが大切なのだそうだ。この部分を読んだとき、絵馬だけでなくこれまでの参拝の中で、自分がいかに自分勝手な願い事をしてきたかを痛感したのと同時に、絵馬を書きたいと強く思った。
細かい作法にとらわれすぎず、謙虚な気持ちを持って参拝する人でありたい。本書に触れて、そんなまっさらな気持ちになれた。
Posted by ブクログ
おみくじや参拝方法について、今まで知らなかったようなことがたくさん書かれてあり、“これはどうなんだろう?”と気になってあっという間に読めてしまった。
寺社に行くと何気なくおみくじを引くが、実はおみくじの正しい引き方や読み方ってあまり知らなかったのだなと思った。
もっと早くから知っていればよかったと思うような内容であり、今度おみくじを引いたときはこの本で知った知識を参考にじっくり読んでみたいなと思った。
また、神社等で参拝をするとき、“~するといい”、“~するとよくない”というようなことをよく耳にするが、実はこういったジンクスは何の根拠もなく広まったものも多くあるというのは驚きであった。
参拝するときにおいても、例えば賽銭の額や鈴を鳴らす回数など、どうするのが一番いいのだろうと迷ったりする場面によく出くわすが、そのような些細な疑問にもわかりやすく解説されているため、寺社に訪れるときに、大変参考になる一冊であると思う。
Posted by ブクログ
私はこの本を一読し、いますぐお寺に参拝したいという強い衝動に駆られた。おみくじを引いた後の正しい扱い方や、お賽銭の額に関する知識、大吉や凶の正しい解釈の仕方など、一度は疑問を持ったことがあるであろう非常に興味深い内容ばかりである。正しいと思っていた作法が実は誤った作法だったという例など、日本人ならぜひとも知っておきたい事実についても触れてあり、今までの自分の常識を覆させられ、ただ驚くばかりであった。内容に関連する絵やおみくじの例なども載せられており、分かりやすく取り組みやすい構成になっている。
またこの本では、参拝における様々なルールの他におみくじについても詳しく書かれており、おみくじの歴史的背景や、その起源、織田信長や明智光秀など歴史上の有名な人物との関わり合いなどの様々な側面からおみくじについて言及している。この本を読むと、おみくじを重要視する人もしない人も、今までのおみくじへのイメージが大きく変わるだろうことは間違いない。
今一度日本の文化を見直したい方や神社仏閣に興味がある方、歴史上の人物に興味がある方におすすめの一冊である。