【感想・ネタバレ】「言った者勝ち」社会 ポピュリズムとSNS民意に政治はどう向き合うかのレビュー

あらすじ

民意とは何か。国民民主党の躍進はSNSによるものなのか。80年代の中曽根政権、2000年代の小泉政権、安倍政権での「民意」を軸に、各党の世論調査や情勢分析のほか、参政党、日本保守党も含めた動向を分析。派閥・中間団体が消滅した現代日本の権力奪取の構図を独自取材で追う。

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Posted by ブクログ

●SNS選挙とポピュリズムの過熱の要因を「粘土と砂」をキーワードに見つめる本。
●ポピュリズムとSNS民意から現代日本の選挙を観察する。→「砂」となった民意を政治はどう扱うのか注目したい。
●かつて中曽根首相は、地縁や血縁、業界団体によって一定のまとまりを持っていた民意を「粘土」、社会の近代化によって個人化していった民意を「砂」と例えた。本書は、かつて民意を「粘土」へと成形していた中間団体や政党派閥がことごとく瓦解し、むき出しの「砂」となった有権者がSNSという舞台で激しく流動し、ポピュリズムが台頭していく、現代日本の選挙模様を本書は活写する。中曽根首相の例えも興味深かったが、もうひとつ、面白く感じたのは、自民党の派閥を悪と断じない点だ。裏金問題により自民党は派閥を解消することとなったが、この派閥には自民党内の意見をまとめ「粘土」を形作る役割があった、という指摘は、連日のようにあった裏金問題の報道では語られなかった視点であり、新鮮さを感じた。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

去年の都知事選があまりに奇妙だっ(というか、これまでとなんか違ってい)たこと、それにはsnsが一役買っているようであることがずっと気になっていたので、そのあたりを上手く説明してほしいなと思って読みました。
多様化する民意に、現在の選挙制度と政治体制がすでに追いつけなくなっていることを、戦後の日本の政権の歴史を紐解きながら、過去の選挙や国勢調査の結果を参照しつつ、丁寧にまとめている点は好感がもてるのですが、ポピュリズム政党についてのことが知りたくて読んでるのに、ずっと自民党の話…
突き上げられる側が今後どうしていくか、ではなくて、なぜ現代日本で政治的無関心と裏腹に(というか政治に無関心であるが故に)ポピュリズムが大衆に受け入れられるのかという視点がない。
朝日新聞も突き上げられる側だから、まあ仕方ないんですかね。

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2025年07月02日

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