【感想・ネタバレ】ラテン語の世界史のレビュー

あらすじ

イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語は、ローマ帝国の公用語として世界に広まり、西ローマ帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いた。しかし、やがて主要言語としての地位を失い、「教養」語となって現代に至る。長く歴史上に君臨したラテン語はいかにして広まり、生き続けてきたのか。ギリシア語との覇権争い、キリスト教との蜜月、各国の近代俗語との交代──「世界最強の言語」が歩んだ2000年以上に及ぶ数奇な運命に迫る。

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Posted by ブクログ

古代ローマ時代から使用されたラテン語がいかにして現在まで残ってきたか、その歴史をたどる。本書によると、ラテン語につながる言語を話す人々が前2000年代後半にラティウム地方とその北部にいたことがほとんどの研究者に認められているという。中世ヨーロッパでは、ローマの支配下であった地域でラテン語の使用率が高い傾向であった。

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2025年06月28日

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