あらすじ
「身も心も俺のものにならないのなら、いっそ閉じ込めてしまいたい――」伯爵令息のアルトは、憧れていたリーベルタース魔法学園に途中入学したその日に、前世で愛読していたBL小説の世界に転生していたことに気づく。愛してやまない推しカプが動いて話す姿を見られるなんてと舞い上がるアルトだったが、転生したのはなんと推しカプの攻め・グレンに付きまとう「当て馬ヤンデレキャラ」。作中一強烈なキャラに転生してしまったことに戸惑うが、小説どおりに動けば、推しカプが結ばれるのをこの目で見ることができるはず……しかし、自分を嫌っているはずのグレンがなぜかヤンデレ化して迫ってきて――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています
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Posted by ブクログ
ヤンデレ攻めって、こう言う風に育成されるんだなぁ(◜ω◝)と…めちゃくちゃ萌えた〜〜〜!
序盤は塩対応&クールな攻めが、健気な受けに対して少しずつ絆されていき、最終的には「他の奴と話すな」とか言い出すレベルの独占欲モンスターと化すんだけど、その変化が丁寧に描かれていて唐突感ゼロで読みやすい
受けは前世の記憶持ちで、推しCPを成立させるために“嫌われ役”を演じるものの、その演技が必死すぎて“一生懸命に愛を伝える健気な子”に見えているすれ違いにフフっとなったw
そんな受けに「何なんだコイツ…」って思いながらも、どんどん沼にハマっていく攻めが堪らん
重要な当て馬のターンが終わり、身を引こうとする受けを今度は攻めがぐいぐい迫っていく逆転現象が勃発して「俺をこんな気持ちにさせておいて…」と、逃げる受けを追い詰める攻めが、本当の本当に素晴らしい
何なら受けは演技だけど、攻めはガチもんの天然ヤンデレなんでね…最高だよね……(悶絶)
一方、原作通り推しカプの受けはグレンに想いを寄せていて、どうなる!?とハラハラする展開もあって読み応えも抜群
サブCP(秘密)もピュアピュアで可愛いし、ヘタレなワンコ攻め好きとしては垂涎物のお二人だった♡
アルトの実家(毒親)との確執が未解決なので、この辺りスッキリするような続編を是非とも読みたいなぁ…
名前しか出なかった弟が、実は超絶ブラコンだったら面白いな…とか妄想が広がる 笑
序盤は痛いヤンデレ当て馬(演技)として、攻めから徹底的に嫌われるので「初めから溺愛が好き!」な方には少々キツイかもしれませんが、私のように【嫌われからの溺愛、なんならド執着します】な攻めが好きな方には堪らない一冊かと思います!是非!!
刺さるっ
性癖に刺さると言いますか、どんなにアプローチしても毛嫌いされていたはずの相手がいつの間にかぐるっと態度を変えて追いかけてくる溺愛してくる〜…というある種の型が大好物な人には垂涎の作品です。もう始終ニヤニヤしっぱなしひたすら楽しく気持ち良くさせてくれる。甘く苦しい切ない気持ちも味わわせてくれて、まさに癒し。大好き。オススメです!