あらすじ
アルファ、ベータ、オメガの二次性がある世の中で、自分はベータだと思って生きてきた圭斗。けれど、見知らぬアルファ男性・香倉からとある指摘を受けたことをきっかけに再検査を受け、実は自分がオメガだったことを知る。「孕む性」ともいわれるオメガは男性でも妊娠が可能で、周囲から差別的な扱いを受けることも多かった。オメガだと判明したことにより葛藤していたある日、圭斗は香倉と再会する。有能なアルファである香倉は、圭斗こそが自分の運命の番(つがい)だと言い、圭斗を甘く、優しく支えてくれる。けれどその献身と優しさの裏には、あまりに深い欲望と執着が隠れていて―― ※電子版は単行本をもとに編集しています
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Posted by ブクログ
「運命の番」
ベータの圭斗にある日声をかけてきたアルファの香倉。
後日オメガと分かり自分とは縁の無いはずのオメガの生きづらさを様々と突きつけられてしまうのには世の中の理不尽さを感じて腹立たしかった。
オメガ性を中々受け入れられない中での香倉の執着が、大人で圭斗を思って大切にしているのだけれど(逃さない)という執念を感じて怖かった。
はじめのうちは香倉からの気持ちを受け入れられないと思っていたけれど次第に惹かれていき好きになり、ヒートやオメガの集まりでのアルファが起こした事件により香倉と番になりたいと決意できたのは良かったかなと。
少し時間はかかったけれどキチンと気持ちを整理していけたのが。
はれて番になり、甘々な2人。
しかしますます香倉の圭斗への束縛、凄くなりそう。
でも今の圭斗なら喜んで引き受けるのかな(笑)
SSでは香倉目線で圭斗への出会い想いが溢れていて、別の一面も見られて面白かったです。