【感想・ネタバレ】戦争シミュレーション 未来戦記の精神史のレビュー

あらすじ

■メガトン級のアカデミズム×ジャーナリズムの一冊がついに刊行! 近い将来起こるアメリカとの戦争をシミュレーションした「日米未来戦記」は、戦前から最近まで、日本だけでなく世界でも、夥しい数の書籍が刊行されてきた。危機意識はどのように生まれ、いかに世論が醸成されていったのか? 150年の歴史を一括して分析し、その精神史に迫る。

■世論が醸成された果てが、現実の日米戦争であったこと(むろん、その要因は世論だけはない)、そして現在、日本国内の一部に近隣諸国への感情的反発や、主にインターネットを中心とした陰謀論の跋扈が見られるなか、20世紀前半の国際情勢に対する日本人のリフレクションともいうべき「日米未来戦記」をもう一度論じる意味は決して小さくない。──本書より

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Posted by ブクログ

2〜30年ほど前に流行った架空戦記物が当時好きだった 
何らかの歴史改変があり(若しくは何の理由もなく)日本軍が無双をする基本的に荒唐無稽なやつ
そういった類も含めて明治大正期からの未来戦記を時代ごと系統立てて詳しく紹介してある 
文章の端々に本当に読み込んだ人でないと書けそうにない描写が散見され全体から著者の真面目さ真剣さが伺える
ただまあエンタメとして読もうとしたら面白くはない
表紙イラストから感じられる軽い楽しさを期待してはいけない

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2025年08月09日

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