【感想・ネタバレ】肉体の門――田村泰次郎傑作選のレビュー

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Posted by ブクログ

敗戦直後の混沌とした時代。「女」の肉体を持って男を魅了し惑わせ生計を立て本能的欲望ゆえに破滅を招く女たちの物語。男尊女卑や女性蔑視全開で現代では執筆すると賛否両論ありそうな内容だが、敗戦時の誰も彼もが一切合切を失い、文字通り身一つで資産を有した女性たちの強く逞しい姿はこの時代ならではといえるのかもしれない。表題作「肉体の門」と「肉体の悪魔」が面白かった。

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2022年08月11日

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