【感想・ネタバレ】眺望絶佳の打ち上げ花火のレビュー

あらすじ

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花火の名前や特徴がわかるビジュアルブック

本書は、日本の伝統花火から最新の芸術玉まで、色とりどりの美しい花火を紹介する「花火のビジュアルブック」です。
30年以上に渡り、花火を撮り続けている金武 武氏による写真約80枚に加え、花火の名前や作り方、打ち上げ方法に至るまで花火の基礎知識を詰め込みました。「同じ玉は二度とない」と言われ、常に進化し続ける花火の奥深き世界をどうぞお楽しみください。

目次
1章 眺望絶佳の打ち上げ花火
2章 これぞまだ見ぬ芸術玉
3章 唯一無二の仕掛け花火
4章 異世界へ誘うスターマイン
5章 花火の基礎知識

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『白菊』(山崎まゆみ)で読んだ事を覚えておきたいと思って手に取った『眺望絶佳の打ち上げ花火』(金武武)。

そのつもりで読み、そして多くの事を得る事ができた機会になりました。

それが以下6点。

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❶花火の芯(大きな輪の中心に見える小さな輪のこと)の呼び名【八重芯】の由来について

八重には「これ以上ない」という意味があると知った時、「なぜ八…?」と疑問に。

八重桜も、品種ではなく「たくさんの花びらが重なっている」というものですし。

日本国語大辞典では「八つ重なっていること。転じて数多く重なっていること」とありますが、それでもまだ「なぜ八…?」と思い続け、調べてみたら、

現代の私たちが「100」や「億」に特別な意味を持つように、昔の人たちの中でそこに「8」が座っていた事があったという話を読みました。

中国では「3,5,7,9」、インドでは「4」、ギリシャでは「3」というように、縁起が良いとされる数字は各国でも存在します。

その数字が古代の日本においては「8」だった、という事がわかって深いな…と思いました。

❷長岡・鎮魂の花火の名称の変化

『白菊』では、「白菊」と呼ばれていたのに、本書で読んだのは「銀菊」。

チラと調べてみたら、商標登録の関係でそうなったとあるけれど、今一つよくわからず。

何があったのか…。

❸花火の名前(玉名)にはパターンがある

①昇りの種類、②芯の種類、③花火の形状が組み合わさったものになっているそうで、勉強になりました。

これをもとにいろんな花火事例を読んでいくと、面白かった!!

ちなみに「スターマイン」は花火の名前ではなく、数十発から数百発に及ぶ打ち上げ方法の事をいうのだそうで、驚きました。

❹四尺玉が世界最大級の花火

日本がそれを作り出し、ギネスにも載った事があるというのだから驚き。

❺花火の由来

花火はもともとは遠く離れた人に情報を伝える「狼煙」がルーツではないかと言われていると読んだ時には、

今までに読んできた狼の話が頭に浮かんだ。

その昔に比べると華やかになったもんだなぁ。って思っちゃう。

❻花火の仕組みと『白菊』

本書で花火のしくみ、種類を読んでいると、

花火の話になると饒舌になったという嘉瀬誠次さんのエピソードが浮かぶ。

自分の中で本と本がつながり感覚が最近の楽しみになってます。

何でもつながりが見え始めると楽しくなるもんなんだなぁと仕事でもプライベートでも思うようになったなぁ。

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………といろいろ。

【読書のキッカケ】をメモしていて良かった。

でないと、つながりが見えなくなるし、いろんな事を忘れていくしでつまらなくなる。

0
2024年02月25日

Posted by ブクログ

どれも美しい!花火の種類や解説もわかりやすいです。
2年連続花火が見に行けてないので、写真集で視覚だけでも楽しみたいです。

0
2021年09月30日

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